社労士の先生へ！顧問先のフリーランスの方から、労災保険加入のご相談を受けていますよね？

フリーランスとして働く方は、雇用されている従業員とは異なり、原則として国の労災保険の対象外です。これは、労災保険が「雇用されて働く人」を守るための制度だからです。しかし、業務の形態が多様化し、フリーランスの働き方が広がるにつれて、フリーランスの方も仕事中の事故や怪我、病気のリスクに備える必要性が高まってきました。

このような背景から、特定のフリーランスや自営業の方を対象に、労災保険への特別加入が認められています。これは、労災保険の保護の範囲を広げるための特別な制度です。

しかし、この特別加入制度は、業種によって加入できる団体が限られていたり、手続きが煩雑だったりすることが多く、フリーランスの方にとっては「保険のことがよくわからない」「加入手続きが難しそう」と不安を抱えている方も少なくありません。
特に、開業したばかりのフリーランスの方は、本業以外のこうした保険や手続きについて、どこに相談すれば良いのか迷ってしまうケースが非常に多いのです。 その結果、社労士の先生、あるいは先生の顧問先の企業様に、フリーランスの労災保険について相談が持ちかけられる、という流れは自然なことと言えるでしょう。

労災保険の特別加入について、社労士の先生方がよく相談を受ける具体的な事例として、「建設業以外」のフリーランスの方の労災保険加入に関するものがあります。

例えば、先生の顧問先の企業様が製造業を営んでおり、その企業様から業務委託を受けている一人親方（フリーランス）の方の労災保険加入先を探している、というケースです。これは、まさに実際に当フリーランス保険組合に寄せられたご相談の一例です。

建設業といった特定の業種には、「一人親方」向けの特別加入を扱う組合が多く存在します。そのため、「建設業で加入できる保険はあるんですが、製造業だとないんです」といったお話を、顧問先の企業様や社労士の先生から聞くことがあります。これは、通常の一人親方の特別加入の制度が、建設業などの特定の業種を想定しているためです。

しかし、当「フリーランス保険組合」は、建設業といった特定の業種に限定されず、製造業や造船業、デザイナーなど、幅広い業種のフリーランスの方の労災保険特別加入に対応しています。

「どんな人が入れるのか知りたい方」に向けて、当組合は多岐にわたる業種に対応していることをぜひ顧問先の企業様やフリーランスの方にお伝えください。

社労士の先生は、顧問先の企業様の労務管理のエキスパートです。フリーランスの方の労災保険特別加入に関しても、顧問先からの相談を受け、最適な方法を探していることでしょう。

当「フリーランス保険組合」は、社労士の先生方が顧問先のフリーランスの方をサポートしやすいよう、社労士の先生が代理で申込みができる体制を整えています。

先生ご自身が顧問契約している企業様から、業務委託先のフリーランスの方の労災保険について相談を受けた際、先生が直接フリーランス保険組合にお問い合わせいただき、代理で加入手続きを進めていただくことが可能です。

これは、先生方の業務負担を軽減しつつ、顧問先のフリーランスの方へ迅速かつ確実な労災保険の提供を可能にするための仕組みです。

フリーランスの労災保険特別加入に関する手続きは、私たち社労士の専門領域です。顧問先のフリーランスの方の安心のために、先生方と連携できることを心から願っています。