造船業の方必見!あなたの労災保険は間違っていない?!

この記事はこんな方におすすめです

  • 造船業のお仕事をしている方で、国の「労災保険」に自分も入れるのか知りたい方
  • 建設業の一人親方労災保険に加入しているが、実は「造船業」のお仕事をしている方
  • フリーランス/一人親方に仕事を依頼している造船業の元請会社の方

はじめに

はじめまして!「フリーランス保険組合」です。

最近、フリーランスとしてご自身の力でお仕事をされる方が、本当に増えましたよね。 時間や場所に縛られず、自分のスキルで活躍できるのは、とても素敵なことです。

でも、その一方で、「もしお仕事中にケガをしたら…」「病気で働けなくなったら、収入がゼロになっちゃう…」そんな不安を抱えていませんか?

会社員なら会社の保険で守られますが、フリーランス/一人親方はご自身でご自身を守る「備え」が必要です。

その「備え」の第一歩が、「国の労災保険」です。

私たちは、毎日フリーランスの方から、労災保険加入のご相談を受けています。中でも、「造船業」 のお仕事をしている方からのご相談をたくさんいただいています。

この記事では、皆さんのそんな不安を少しでも「安心」に変えられるよう、フリーランスの労災保険、特に、「造船業」のお仕事をしている方がご加入できる「国の労災保険」について、大切なポイントを、できるだけ分かりやすくお話ししていきますね。

2024年から、フリーランスが労災保険に特別加入できるようになりました!

労災保険は、労働者の仕事中または通勤中の災害に対して補償をする制度です。中小企業の事業主や一人親方、フリーランスなどの「労働者以外」の人でも、一定の要件を満たす場合に任意加入でき、補償を受けることができます。これを労災保険の特別加入制度といいます。

これまでは、一部の業種・職種については特別加入することができましたが、2024年11月1日から、企業等から業務委託を受けているフリーランスの方(特定フリーランス事業)について業種・職種を問わず特別加入することができるようになりました。

これにより、これまで労災保険に特別加入することができなかった造船業の一人親方様も、「国の労災保険」に加入することができ、安心して働けるようになりました。

【重要】造船業の方は「建設業の一人親方労災保険」では補償されません!

さて、ここからは、この記事を読んでくださっている方の中で、もし「当てはまるかも…」という方がいたら、今すぐ確認してほしい、とっても大切なお話です。

私たちは、毎日フリーランスの方から、労災保険加入のご相談を受けていますが、その中で、時々「大変な間違い」が起きていることに気づくことがあります。

それは、「造船業」のお仕事をしている方が、「建設業の一人親方労災保険」に間違って加入してしまっているケースです。

「造船業」…船をつくるお仕事(溶接や塗装、組み立てなど)ですね。

「建設業」…家やビル、道路などをつくるお仕事(大工さん、とび職人さん、内装屋さんなど)ですね。

造船業と建設業は、似ているようで全く異なる業種です。国の労災保険の制度も、「建設業」と「造船業」は、まったく「別の制度」として扱われています。

「一人親方」という言葉はどちらでも使うことがあるので、とても紛らわしいのですが、 もし、「造船業」のお仕事をしている方が、間違って「建設業」の一人親方労災保険に入っていた場合、どうなるでしょうか?

万が一、造船のお仕事中に、例えば溶接(ようせつ)で目を痛めたり、作業台から落ちてケガをしたりしても… 「建設業」の保険に入っていたら、労災保険の補償がおりません。

「保険料をずっと払ってきたのに、いざという時に使えない」

こんなに悲しいことはありませんよね。

「あれ?オレ、建設業の組合に入ってるけど、やってる仕事は造船所の中だけだな…」

「知人が建設業の保険で『造船も大丈夫』と言っていたから入ったけど…」

もし、この記事を読んで、少しでも「ドキッ」とした方、不安になった方は、 今すぐ、ご自身が加入している労災保険の「加入証明書」を確認してみてください。

そこに「建設業」と書かれていて、あなたのお仕事が「造船業」であるなら、それは間違っています。 正しい「造船業」の労災保険(特別加入)に入り直す必要があります。

私たち「フリーランス保険組合」では、こうした「入り間違い」に関するご相談も、専門のスタッフがしっかりとお受けしています。 「自分はどっちか分からない」という方も、ご遠慮なくお問い合わせください。 あなたの安全のために、正しい保険に加入し直すお手伝いをさせてくださいね。

造船業の元請会社様においては、現場に入ってもらうフリーランス/一人親方への労災保険への特別加入の確認、並びに適切な労災保険への加入促進をお願いします。

造船の仕事がメインで、たまに建設工事もする場合、造船だけの労災保険で大丈夫?

溶接や配管、電気、塗装といったお仕事をされている方の中には、造船業と建設業の二刀流でお仕事をされている方もいるかと思います。
造船業と建設業を両方行う場合は、それぞれの業種に応じた労災保険に加入する必要があります。
造船業の労災保険(特定業務従事者用)では、建設業の作業での労災は補償対象外です。
建設工事にも従事する場合は、別途、建設業の労災保険に特別加入する必要があります。

あなたの「不安」を「安心」に変えるお手伝いをさせてください

お仕事中の万が一のケガや病気。 こればかりは、どれだけ気をつけていても、100%防ぐことはできません。 でも、「備える」ことはできます。

そのための最強の「お守り」が、「国の労災保険(特別加入)」です。

造船業のフリーランス/一人親方が労災保険に加入するには、都道府県労働局長の承認を受けた「特別加入団体」を通じて手続きを行う必要があります。

私たち「フリーランス保険組合」は、厚生労働大臣の認可を受けた、造船業に従事する一人親方様が特別加入できる一人親方団体です。
毎日多くの造船業の一人親方様や造船会社の皆様からお問い合わせをいただいており、労災保険加入のご相談を受けています。

あなたの安全のために、正しい保険に加入するお手伝いをさせてくださいね!

ご注意:この記事は2025年12月16日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。
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