仕事中に蜂に刺されたら労災?フリーランスの特別な労災補償を解説!

この記事はこんな方におすすめです

  • 「仕事中に蜂に刺されたら労災になるの?」と疑問に思っている方
  • 仕事中の万が一にそなえるための保険を探しているフリーランスの方
  • 工事でない作業中の事故を補償してくれる範囲を知りたい方

はじめに

こんにちは!フリーランス保険組合です。

いつもお仕事お疲れ様です。自由な働き方を選んだ皆さんですが、会社員とは違って、仕事中の万が一にそなえるための保障はご自身で準備しなければなりません。

特に、現場や外でのお仕事が多いフリーランスの方からは、「予想外の事故」に関するお問い合わせを多くいただきます。

先日も、造船場で仕事をされていた加入者様から、こんなご相談がありました。

「仕事中にスズメバチに刺されてしまいました。これって労災になりますか?」

結論からお伝えします。蜂刺されでも、仕事中の事故と認められれば、労災補償の対象になります!

この記事では、このケースを参考に、フリーランスの皆さんが加入できる「特別加入制度」の仕組みと、作業中の事故を補償する範囲について、わかりやすくお話しします。

この記事でわかること

  • 蜂刺されでも労災補償されますという結論の根拠
  • フリーランスが仕事中の万が一にそなえるための「特別加入」の役割
  • 工事でない作業中の事故を補償する労災の適用範囲の広さ

造船場での「蜂刺され」は労災補償されるの?

A. はい、労災補償されます。

今回のお客様は、造船場での仕事中にスズメバチに刺されています。この場合、「仕事中に起こったケガ」として、労災保険の補償対象になります。

労災保険で補償されるかどうかは、以下の2つの要素を満たしているかがポイントです。

  1. 業務遂行性(仕事中であること)
    • 事故が仕事をしている最中に起こったかどうか。今回のケースは、造船場という仕事場所での作業中でした。
  2. 業務起因性(仕事が原因であること)
    • 仕事が原因となってケガが発生したかどうか。作業場という環境に潜む危険(スズメバチ)によって負ったケガとして認められます。

蜂刺されでも労災補償されます」という事実は、仕事中の万が一にそなえる上で、特別加入がいかに頼りになるかを示す良い例です。

フリーランスの「特別加入」が重要な理由って何?

フリーランスは、本来、労働者ではないため、国の労災保険の対象外です。

しかしでも、一人で働くフリーランスの方も、仕事中にケガをするリスクは同じようにありますよね。 そこで国が特別に認めたのが「労災保険の特別加入制度」です。

この制度に加入することで、従業員と同じように、仕事中のケガや病気について国の補償が受けられます。

特別加入の大きなメリットは、以下の通りです。

  • 治療費が無料:仕事中のケガや病気の治療費が全額補償されます。
  • 休業補償:仕事ができなくなった期間の所得を補償してもらえます。
  • 信用力の向上:特別加入をしていることで、取引先からの信用度が上がります。

作業中の事故を補償してくれる範囲はどこまで?

「労災保険=工事現場の大きな事故」というイメージがあるかもしれませんが、特別加入の補償範囲はとても広いです。

工事でない作業中の事故を補償する代表的な例は、以下の通りです。

事故が起きた場所・状況補償対象になるか
現場への移動中の交通事故(通勤災害)補償されます
打ち合わせ中の熱中症や急な体調不良補償されます
自宅で図面作成中に椅子から落ちて骨折した場合補償されます
仕事場での蜂刺され補償されます
事務作業中に発生した腱鞘炎(長期間の作業が原因)補償されます

このように、工事でない作業中の事故を補償する範囲は広く、設計や事務作業などの業務でも、仕事に起因する事故であればしっかりとカバーされるのでご安心ください。

まとめ

フリーランスの働き方が広がる中で、仕事中の万が一にそなえるための準備は、ご自身の安心と、取引先からの信用を守るために欠かせません。

蜂刺されでも労災補償されますという事実を知っていただくことで、特別加入制度が皆さんの働き方を幅広く守ってくれることを理解していただけたかと思います。

当組合は、24時間WEB申込ができるなど、忙しいフリーランスの皆様が手続きしやすい環境を整えております。全国対応で、どこにお住まいの方でも安心してご加入いただけます。

ご注意:この記事は2025年10月15日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。
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