「造船業は守られない?」労災難民を救う新制度

「造船業は守られない?」労災難民を救う新制度

この記事はこんな方におすすめです

  • 造船業で溶接工事、塗装工事などをしている一人親方さん
  • 造船会社で下請け会社を取りまとめている担当者
  • 建設業の特別加入で補償されると言われて加入した造船業の一人親方さん
  • 造船会社を顧問にお持ちの社会保険労務士さん

はじめに

溶接や塗装など、造船業で働く一人親方さん、そして彼らを取りまとめる造船会社の担当者の皆さん、こんにちは!

皆さんは、今加入している労災保険が、本当に万が一の事態に備えられているか自信がありますか?

これまで、造船業の一人親方さんを守る特別加入制度は存在しませんでした。
ニッチな業種だと思われがちですが、実は多くの労働者や一人親方さんが従事しています。

最近は、企業との業務委託契約で「労災保険に特別加入していること」を条件に挙げられるケースが増えてきました。しかし、まだ加入していない方も多く見受けられます。

「建設業の特別加入に入っているから大丈夫だろう」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、その考え方には大きな落とし穴があります。

この記事では、これまであまり知られていなかった造船業の労災保険について、お伝えします。

造船業は「建設業」ではない!

「船も何かを造るんだから建設業でしょ?」そう思われるかもしれません。

しかし、法律上、建設業とは「土地に定着する工作物」を造ることと定められています。
船は土地に定着していませんよね。つまり、造船業は建設業ではないのです。

この事実が意味するのは、建設業の特別加入で労災保険に入っていても、造船業での事故は補償されないということです。たとえ過去にたまたま補償された経験があったとしても、それは稀なケースであり、常に同じように補償される保証はありません。

労働基準監督署の担当者も人間ですから、判断を間違えることもあります。

造船業の一人親方が特別加入できる労災保険が誕生!

ついに造船業の一人親方さんが安心して加入できるフリーランスの労災保険が誕生しました。

「フリーランス保険組合」は、2025年(令和7年)7月16日時点で全国に7団体しかない、厚生労働大臣に承認された貴重な団体です。

造船業の一人親方さんが当組合の労災保険に特別加入すれば、万が一の労災事故でも堂々と補償が受けられます。

驚くことに、造船業の一人親方の労災保険料率は、建設業の労災保険料率の約6分の1です。
安くて、補償は同じ。この大きなメリットを活かさない手はありません。造船業で働くなら、特別加入するしかありませんね。

また、建設業の一人親方労災特別加入と造船業のダブルで特別加入ができる団体は、当組合だけなのです。

造船所の内装もやるし、建設業の内装工事もやる。
そんな二刀流の一人親方さんもたくさんいらっしゃると思います。そんな一人親方さんには、ダブルでの労災保険特別加入をおすすめしています。

専門の社労士が運営!だから安心

「フリーランス保険組合」の理事長は、特別加入専門の特定社会保険労務士です。労災保険のプロフェッショナルが運営しているため、安心して加入いただけます。

社労士にも得意不得意があります。溶接専門や塗装専門の職人さんがいるように、私たちも特別加入のスペシャリストです。

特別加入を知り尽くした専門家が運営する当組合なら、正確な知識と適切なサポートを受けることができます。

まとめ

造船業の一人親方、そして造船会社の担当者の皆さん。これまで見過ごされてきた造船業の労災保険に、ついに光が当たりました。

「建設業じゃないから補償されない」というリスクに怯える必要はもうありません。

安心できる労災保険に加入することは、あなた自身の身を守るだけでなく、仕事の信頼性を高めることにもつながります。まずは、当組合のウェブサイトで詳細をご確認ください。

ご注意:この記事は2025年8月7日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。
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