公開日:2025年8月8日

この記事はこんな方におすすめです
はじめに
造船業は、多くの職種と多様な作業が関わる、危険と隣り合わせの現場です。
特にフリーランスや一人親方の方々は、万が一のケガや事故の際、補償が受けられないケースも少なくありません。
そんなときに役立つのが、「労災保険の特別加入制度」です。
この記事では、造船業に従事する一人親方やフリーランスの方々が、どのように労災保険に特別加入できるか、そしてどのような補償が受けられるのかをわかりやすくご紹介します。
造船業で多いケガ・事故とは?
造船現場では、脚立からの転落・墜落事故が最も多く報告されています。
とくに脚立の1~2段目からの転落で骨折してしまう例が非常に多いのです。
転落でも、骨折で3か月~1年の現場離脱となるケースもあり、働けない間の収入が途絶えることも。
また、以下のようなケガや事故も頻繁に起こります:
こうしたケガに備えるためにも、労災保険の特別加入は必要不可欠です。
フリーランスでも入れる「労災保険特別加入制度」
「労災保険は会社員のもの」と思っていませんか?
実は、国が認めた『特別加入制度』により、一人親方やフリーランスも労災保険に加入できます。
特別加入すると、以下のような補償が受けられます:
こうした補償があることで、安心して作業に集中できる環境が整います。
加入手続きは「RJC」で簡単に
造船業のフリーランスや一人親方の方は、「RJC(一般社団法人日本リスク管理支援協会)」を通じて、フリーランス保険組合で労災保険に加入できます。
【加入の流れ】
- フリーランス保険組合サイトからお問い合わせ
- 加入申請書の提出(オンライン対応もOK)
- 必要書類と保険料の納付
- 労働局の審査 → 労災特別加入が正式に承認されます
加入後は、事故が起きた際の給付請求や書類のサポートも受けられます。
専門のスタッフが丁寧に対応してくれるので、初めてでも安心です。
まとめ
造船業で働く一人親方やフリーランスの方にとって、日常的なケガのリスクはつきものです。
労災保険の特別加入により、治療費や休業補償をしっかりと受けられる環境を整えておくことが、自分と家族を守る第一歩です。
給付基礎日額の設定に悩んでいる方も、ぜひ一度ご相談ください。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。





