公開日:2026年5月21日
ID:17016

この記事はこんな方におすすめです
はじめに
「会員カードなんて、今の時代わざわざ持ち歩かなくても、スマホのマイページで見られれば十分じゃない?」
そう思っているフリーランスの方は多いのではないでしょうか。
ペーパーレス化が進む今、財布のカードを一枚でも減らしたい気持ちはよく分かります。
しかし、当組合が運営を続ける中で、
「やっぱり会員カードは絶対に持っておいてほしい」
と確信する、ある出来事がありました。
今回は、実際にあったお話をご紹介します。
意識不明の夫。奥様が見つけた一枚のカード
先日、当組合に一本の電話が入りました。
剪定(せんてい)のお仕事中に、脚立から足を踏み外して転落してしまったというご連絡です。
お電話口はご本人ではなく、奥様からでした。
「どうしてご本人からの連絡ではないのだろう?」
とお話を伺うと、脚立から落ちた際に頭を強く打ってしまい、現在は意識不明の重体で集中治療室に入っているとのことでした。
突然の事態に、奥様はパニック状態。
これからかかる治療費や生活費の不安で押しつぶされそうになりながら、ご主人の財布を必死に探したそうです。
その時、財布の中から出てきたのが、当組合が発行した
「労災特別加入の会員カード」でした。
奥様はそのカードを見て、
「ここに連絡すれば、主人の労災保険の手続きができるかもしれない」
と、すがる思いでお電話をくださったのです。
もし、会員カードが財布になかったら…
想像してみてください。
もしご主人の財布に会員カードが入っていなかったら、どうなっていたでしょうか。
奥様はご主人が労災保険(特別加入)に入っていることすら知らず、せっかく保険料を支払って加入していたのに、労災請求をすることなくすべて自己負担(または健康保険)で処理してしまっていた可能性があります。
意識のないご本人は、自分が労災に加入していることを家族に伝えることができないからです。
幸いなことに、ご主人はその後意識を取り戻され、現在はリハビリに励まれています。
もちろん、かかった治療費から、仕事を休んでいる期間の休業補償まで、労災保険からしっかりとした補償されています。
カードが1枚あったおかげで、最悪の事態の中でも、ご家族の生活と未来を守ることができたのです。
労災保険は「自分」のためだけのものではない
フリーランスにとって、労災保険への加入は自分や元請け企業への証明のためだけではありません。
「残された家族を守るため」のものでもあります。
万が一のことが起きたとき、一番に動かなければならないのはあなたではなく、あなたのご家族です。
自分が何の保険に入っているか、家族は知っていますか?
万が一のとき、家族がすぐに手続きできる状態になっていますか?
スマホのマイページは、ロックがかかっていれば家族は見ることができません。
だからこそ、アナログかもしれませんが
「財布に会員カードを入れておくこと」
いざという時の強力な命綱(お守り)になるのです。
この機会に、ご家族と
「労災保険に入っていること」
「万が一のときはこのカードに連絡すること」
を話し合ってみてください。
あなたと、あなたの大切な家族を守るために、
会員カードはいつも財布の中に忍ばせておいてくださいね。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。


