公開日:2026年1月16日

この記事はこんな方におすすめです
はじめに
「労災保険の給付基礎日額、いくらにすればいいんだろう?」
「なんとなく自分の日当が2万円くらいだから、一番高いのでいいかな?」
そう思って申込もうとしている方は、少しだけ待ってください!
当組合にご相談いただいたお客様の事例をもとに、
「給付基礎日額の正しい選び方」と「意外な落とし穴」について解説します。
「日当」で選んでしまったAさんのケース
フリーランス(個人事業主)として働くAさんは、
新規加入の際、給付基礎日額を16,000円で選択されました。
選んだ理由は「普段現場でもらっている日当がだいたいそれくらいだから」でした。
当組合から「日額16,000円以上を希望される場合、所得を証明する書類が必要です」とご案内しました。
Aさんは少し手間に感じながらも、市役所で所得証明書を取得し、
当組合へ送付してくださいました。
所得証明書を出した結果…
「その所得金額では、給付基礎日額16,000円は選べません」
Aさんの昨年度の所得額では、日額16,000円以上を選択することができなかったのです。
「Aさんの所得に基づくと、上限は14,000円となります。今回はこちらが最適ですよ」
とご提案させていただきました。
Aさんは「えっ、そうなんだ!日当で決めるものだと思ってた…」と驚かれていました。
知っておきたい!給付基礎日額の正しい計算式
実は、給付基礎日額は自分の「日当」ではなく、「年間の所得」に合わせて選ぶのがルールです。
基本的には、以下の計算式を参考に選ぶのがスムーズです
年間の所得額(確定申告書の控えなど) ÷ 365日 = 給付基礎日額の目安
「日当」には経費や材料費などが含まれていることが多いため、
実際の「所得」とは差が出ることがほとんどです。
ここを勘違いしてしまうと、Aさんのように所得証明書を取りに行く手間が発生したり、
希望した給付基礎日額で加入できなかったりしてしまいます。
当組合から皆様へのお願い
当組合では、皆様に適正な保障を受けていただくため、
給付基礎日額16,000円以上を選択される方には所得証明書等の提出をお願いしております。
「せっかく高い日額を選んだのに、所得が足りなくて手続きがやり直しになった…」
という面倒な事態を防ぐためにも、
お申し込み前に一度、【年間の所得 ÷ 365日】を計算してみてください。
まとめ
最後に、給付基礎日額を選ぶ際に絶対に忘れてはいけないポイントをまとめました。
① 「売上」や「日当」ではなく「所得」が基準
フリーランス(個人事業主)の場合、売上から経費を差し引いた「所得」が、
あなたの本当の稼ぎとみなされます。
日当が2万円あっても、経費を引いた後の所得を365日で割った金額が10,000円であれば、
日額の目安は10,000円となります。
② 高ければ良いわけではない?「所得証明」の壁
日額16,000円以上を選択する場合、当組合では「所得証明書」の提出が必要になります。
もし所得が基準に満たない場合、Aさんのように
「せっかく役所まで書類を取りに行ったのに、結局希望の日額で加入できなかった」
という二度手間になってしまいます。
スムーズに手続きを終えるためにも、まずはご自身の確定申告書の控えを確認してみましょう。
③ 適正な金額設定が「確実な補償」への近道
給付基礎日額は、万が一の怪我や病気の際に受け取れる休業補償のベースとなります。
「なんとなく」で決めるのではなく、実態に合わせた金額を設定しておくことが、
フリーランスとして安心して働き続けるための第一歩です。
「自分の所得だといくらが適切なの?」と不安な方は、お申し込み前に当組合までご相談ください!
経験豊富なスタッフが、あなたにぴったりの日額選びをサポートいたします。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。





