【5分でわかる】リサイクル・再生利用業の一人親方労災保険

この記事はこんな方におすすめです

  • 金属・古紙などの資源回収やスクラップ業の方
  • 「資源の売却・処分」が主な収入の方
  • 運送業か再生利用業か、加入区分に迷っている方

はじめに

リサイクル業の一人親方労災は、資源回収や解体を行う事業が対象。
リサイクルをする目的で収集、運搬、仕分けをするなら
「再生利用業」で加入するのが結論です。
事故リスクが高い現場だからこそ、正確な就業実態を申告し、
万全な補償を確保しましょう。不明点は当組合までお気軽にご相談ください。

「再生利用業」の対象となる仕事とは?

労災保険の特別加入制度において、
再生利用のお仕事は正式には以下のように定義されています。

「再生利用の目的となる廃棄物等の収集、運搬、選別、解体等の事業」

具体的な該当例
・金属・資源回収: スクラップ、古紙、古布、空き缶・空き瓶の回収
・産業廃棄物の中間処理: 回収した資源の仕分け、プレス機による圧縮、粉砕
・解体・搬出: 自動車の解体、不用品回収・遺品整理に伴う搬出作業
・産廃収集運搬: 資源化を目的とした産業廃棄物の運搬

「運送業」と「再生利用業」どっちで加入すべき?

「トラックで運んでいるから運送業では?」と迷われる方が多いポイントです。
見極めの基準は「荷物の行き先と目的」にあります。

比較項目貨物運送業(運送の一人親方)再生利用業(リサイクルの一人親方)
主な目的荷物を指定の場所へ届けること資源を回収・加工・再販すること
主な作業運転、積み降ろし、荷締め選別、解体、圧縮、切断
荷物の扱い預かり物(運賃が収入)自社の所有物(売却益や処分料が収入)

リサイクル現場で多い労災事故の事例

再生利用業は、重量物や鋭利な金属、大型機械を扱うため、事故のリスクが高い職種です。

挟まれ・巻き込まれ: プレス機や粉砕機の清掃中、誤作動により腕を挟まれる。
墜落・転落: トラックの荷台でシート掛けをしていた際、足を滑らせて落下。
火災・火傷: 廃棄物に混じっていたリチウムイオンバッテリーが発火し、火傷を負う。
切れ・こすれ: 鋭利なスクラップの選別中に、保護具を突き抜けて深く手を切る。

加入時に「就業時間」や「従事日数」が必要な理由

再生利用業の加入申請では、年間の就業日数や通常の就業時間を
細かく記載する必要があります。

これは、他の職種に比べて「仕事と私生活(趣味や家の片付け)の境界」を
明確にするためです。

仕事中の事故である証明
  届け出た時間内の事故であれば、労災認定がスムーズになります。

事業実態の確認
 「たまに不用品を売るだけの人」ではなく、
 反復継続して働く「プロの一人親方」であることを証明するためです。

加入に必要なものチェックリスト

手続きをスムーズに進めるために、以下の準備をしておきましょう。

・本人確認書類: 運転免許証やマイナンバーカード
・事業実態のメモ: 年間の稼働日数、主な稼働時間(例:月〜土 8:00〜18:00)

まとめ

再生利用業は機械や重量物を扱うため、常に危険と隣り合わせの仕事です。
加入にあたっては、自身の業務が運送業なのか、
それとも再生利用業(リサイクル業)なのかを正しく見極めることが重要です。

「自分の作業内容はどちらの区分になるのか?」など、
少しでもご不明な点や不安なことがあれば、お気軽に当組合までご相談ください。
皆様が安心して現場に向かえるよう、私たちがしっかりサポートいたします。

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