農機労災の補償額はどう決まる?「給付基礎日額」の仕組みと選び方

この記事はこんな方におすすめです

  • 「日額」をいくらに設定すればいいのか迷っている個人農家の方
  • 個人農家・兼業農家の方で、仕事中のケガへの備えとして労災保険を検討している方
  • 「トラクター転倒や農機の巻き込み」など、重大な事故による収入減が不安な方

はじめに

給付基礎日額とは、万が一の際に国から支払われる「1日あたりの補償単価」のことです。

自分で決める「安心のサイズ」であり、休業時のサポート額や将来の年金額を大きく左右します。
個人農家が後悔しないための仕組みと選び方を、分かりやすく解説します。

給付基礎日額(日額)とは?

「給付基礎日額」は、現場では略して「日額(にちがく)」と呼ばれます。
「給付基礎日額」を一言でいうなら「働けない期間の収入を補う『日給』を、あらかじめ自分で決めておく仕組み」のことです。

会社員は給与で自動的に決まりますが、個人事業主である農家の皆さんは、ご自身の所得に合わせて3,500円〜25,000円の段階から自由に選ぶことができます。

  • 高く設定すると
    もしもの時の補償(休業補償など)が手厚くなりますが、年間の保険料も上がります。
  • 低く設定すると
    年間の保険料は安く抑えられますが、いざという時の給付額も少なくなります。

「日額」が影響する主な補償内容

日額をベースに、以下のような補償が受けられます。

補償の種類内容日額との関係
療養補償診察、手術、入院、薬代など全額補償(日額に関わらず自己負担なし)
休業補償ケガや病気で全く働けない状態が続いた場合のサポート休業4日目から日額の約8割(特別支給金含む)が支給
障害補償後遺症が残ってしまった場合障害の程度と日額に応じた一時金や年金
遺族補償万が一、亡くなってしまった場合ご遺族へ日額に応じた一時金や年金

国の労災保険だからこその「強み」

「国民健康保険や民間の傷害保険があるから大丈夫」と思われがちですが、国の労災保険には他にはない圧倒的なメリットがあります。

  • 健康保険(国保)との違い
    健康保険は本来「プライベートのケガ」用です。
    窓口で3割負担が発生するうえ、自営業者には働けない期間の「傷病手当金」が原則ありません。
    国の労災保険なら、仕事中のケガの自己負担は0円。さらに休業補償で収入面も支えられます。
  • 民間保険との違い
    民間保険は「入院1日5,000円」など定額支給が多いですが、労災保険は「療養のために働けない期間」に対して日額の約8割が継続して支払われます。
  • 一生涯の安心
    重度の障害が残った場合などに、一時金だけでなく「年金」として一生涯サポートが続く可能性があるのは、国が運営する労災保険ならではの強みです。

適切な「日額」を選ぶヒント

給付基礎日額を決める一番のポイントは、「ご自身の1日あたりの所得(売上ー経費)に見合った金額を選ぶこと」です。

高い日額を選ぶ際の基準(所得証明が必要です)
日額を16,000以上に設定する場合、前年の所得が「日額 × 365日」を上回っていることが目安となります。
お申込みの際は所得証明書の提出が必要です。

設定したい日額前年の所得(目安)
日額16,000円年間の所得 584万円以上
日額20,000円年間の所得 730万円以上
日額25,000円年間の所得 912万5千円以上以上

まずは、自分の平均的な所得に近い日額を選び、無理なく安心を積み重ねていくのが賢い選び方です。

まとめ

「専門用語が難しくて……」と迷っていた方も、日額を「自分の収入をカバーする金額」と考えればシンプルです。農機事故は一瞬の不注意で一生を左右します。
万が一の際、あなたと家族を支えるのは、今日選んだ「日額」です。

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