公開日:2026年6月10日
ID:14005

この記事はこんな方におすすめです
はじめに
空調設備業を営む高橋さん(仮名)に仕事を依頼している、元請けの伊藤さん(仮名)。
高橋さんに労災への加入を求めたところ、
「新規設置の工事と、フィルター交換のようなメンテナンスの両方をやっている。
一人親方とフリーランス、どっちの労災に入ればいいのか?」
と聞かれ、答えに困ってご相談いただきました。
結論として、作業内容で適用される保険が異なるため、万が一の無保険状態を防ぐには「一人親方労災」と「フリーランス労災」のダブル加入を勧めるのが最も確実で安心な方法です。
「工事かメンテナンスか」境界線が曖昧で仕事を振るのが怖いと感じていませんか?
伊藤さんが一番恐れていたのは、「労災に入ってもらったのに、事故の時に『対象外』と言われてしまうこと」でした。
空調や造園のお仕事は、新しい機器を設置する「工事」と、フィルター交換や剪定のような「メンテナンス」が混在します。
工事なら一人親方、メンテナンスならフリーランスと保険が分かれていますが、実際の現場では境界線が非常に曖昧です。
「もし判断を間違えて対象外になったら、高額な治療費はどうなるのか」
「彼らの家族を路頭に迷わせてしまうのでは」
と、仕事を振る立場として強い不安を抱えていらっしゃいました。
「万が一」を防ぐ最強の盾。両方の労災に入る「ダブル加入」を勧めましょう
このようなご相談を受けた際は、「迷ったら両方入っておくのが一番安全だよ」とアドバイスしてあげてください。
細かい作業の境界線で「どちらの労災が下りるか」を最終的に判断するのは、私たち組合ではなく労働基準監督署です。
もし片方の保険しか入っておらず、事故の状況から「対象外」と判断されれば、一切の補償が下りません。
仲間の命と生活を守るためにも、少しの負担で確実な安心を買える「ダブル加入」を提案してみてください。
両方入っていれば、どんな作業中の事故でも隙間なくカバーできます。
「造園」でも同じ悩みが!剪定と外構工事の落とし穴にご注意を
この「どっちに入ればいいの?」という問題は、造園業の職人さんに仕事を振る現場監督さんからもよく相談されます。
「庭木の剪定(メンテナンス)」だけだと思ってフリーランス労災に入れていたら、現場の急な都合で「ブロック塀を作る外構(工事)」もお願いすることになり、無保険状態になりかけたという恐ろしいケースです。
現場では予定外の作業が発生することも多いため、やはり最初から両方に備えておくのが鉄則です。
仲間の命と生活を守るために、確実な備えを提案しよう
フリーランスや一人親方にとって、ケガで働けなくなることは死活問題です。
仕事を依頼する側としても、大切な仕事仲間には安心して現場に向かってほしいですよね。
「工事もメンテナンスもやるなら、ダブル加入が確実だよ」と一言伝えてあげるだけで、お互いの大きな不安がスッと消え去ります。
もし「この作業はどっちになるの?」と仲間の保険選びで迷うことがあれば、一人で抱え込まずにいつでも当組合にご相談ください!
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。


