フリーランスあるある:「労災入ってる?」「設備点検は対象外…」それ、本当に?

「労災入ってる?」「設備点検は対象外…」それ、本当に?

この記事はこんな方におすすめです

  • 「労災入ってますか?」 と聞かれて、いつもどう答えるか悩んでいる方
  • 消防設備点検のお仕事で、脚立に乗ったり危険な作業が多い一人親方(フリーランス) の方
  • 一人親方(フリーランス)でも労災保険に入れるのか知りたい方

はじめに

一人親方(フリーランス)として働いているけれど、もしもの時の労災保険ってどうなってるんだろう…?」

「仕事先で『労災入ってますか?』って聞かれるたびに、ドキッとする…」

特に消防設備点検のお仕事をしているあなたは、日々、脚立に乗ったり、高所での作業をしたりと、危険と隣り合わせですよね。

万が一、仕事中にケガをしてしまったら…と考えると、不安になるのも当然です。

以前、ご自身で労災保険について調べたけれど、「設備点検の一人親方(フリーランス)は対象外」と言われて諦めてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ご安心ください!

設備点検の一人親方(フリーランス)の方でも国の労災保険に特別に加入できる制度があるんです。

この記事では、実際に消防設備点検のお仕事をしている一人親方(フリーランス)の方から寄せられたお問い合わせを例に、一人親方(フリーランス)が加入できる労災保険の特別加入制度とその補償内容について、分かりやすくご説明していきます。

消防設備点検の一人親方(フリーランス)の方から、こんなお問い合わせがありました!

先日、一人親方(フリーランス)で消防設備点検のお仕事をされているAさんから、こんなお問い合わせがありました。

私は一人親方(フリーランス)で消防設備点検の仕事をしているのですが、たまに契約している会社から『労災入ってますか?』と聞かれるんです。

脚立に乗って高いところで作業したり、危険な場所に入ることも多いので、もしもの時のことが不安で…。

昔、自分で労災について調べたときは、一人親方は入れないって聞いたんですけど、今はどうなんでしょうか?

もし入れるなら、どんな補償があるのかも知りたいです。

Aさんのように、「労災入ってますか?」という問いに戸惑っている一人親方(フリーランス)の方は少なくありません。

特に、消防設備点検のように危険を伴うお仕事の場合、ご自身の安全や将来への不安は大きいですよね。

Aさんのように、お仕事で「労災入ってますか?」と聞かれて困っている一人親方(フリーランス)の方は、決して珍しくありません。

「一人親方は労災対象外…」それ、本当に?

「一人親方(フリーランス)は労災の対象外…」そう思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

確かに、労災保険は本来、会社に雇用されている労働者を守るための制度として作られたため、一人親方(フリーランス)や個人事業主は、原則として国の労災保険の対象外とされていました。

ただし、建設業や林業など、特に危険な作業を伴う一部の業種で働く一人親方については、以前から「労災保険の特別加入制度」が設けられています。

しかし、Aさんのように消防設備点検のようなお仕事をされている一人親方(フリーランス)の方は、残念ながらこの特別加入の対象ではなかったんです。

そのため、Aさんが昔調べたときに「入れない」と言われたのは、間違いではありませんでした。

ですが、時代は変わりました。

近年、一人親方(フリーランス)という働き方が増え、その働き方も多様化してきたました。

消防設備点検のように危険を伴うお仕事をされている一人親方(フリーランス)の方からも、

「会社員と変わらない、むしろそれ以上に危険な仕事をしているのに、もしもの時の補償がないのはおかしい」

という声が多く聞かれるようになったんです。

そうした背景から、国の労災保険の対象範囲が見直されました。

2024年11月からは、消防設備点検などの特定の作業を行う一人親方(フリーランス)の方も、労災保険の特別加入の対象となることになりました。

以前は「対象外…」と諦めていた方も、これからは加入できる可能性がありますよ!

一人親方(フリーランス)でも労災保険に入れるの?

はい、入れます!

先ほどもお話しした通り、一人親方(フリーランス)や個人事業主の方でも、国の労災保険に特別に加入できる制度があります。

それが、労災保険の特別加入制度です。

この制度は、本来労災保険の対象とならない「特定の事業主」や「特定の作業を行う人」に対して、特別に労災保険の適用を認めるものです。

2024年11月からは、消防設備点検のようなお仕事で、危険な作業を伴う一人親方(フリーランス)の方も、この「特定の作業を行う人」に該当するようになりました。

具体的には、建設業や運送業、漁業など、特定の事業を行う一人親方や中小企業の事業主などがこれまで対象でしたが、新たに設備点検などの危険な作業を行う一人親方(フリーランス)も、加入できるよう拡大されたんです。

労災入ってますか?」と聞かれるということは、契約先の会社も、あなたの安全を気にしている証拠でもあります。

特別加入することで、あなた自身の安心だけでなく、取引先との信頼関係も深まりますよ。

労災保険の特別加入って、どんな補償が受けられるの?

では、実際に労災保険の特別加入をすると、どんな補償が受けられるのでしょうか?

主な補償内容は以下の通りです。

療養(補償)給付

仕事中や通勤中にケガや病気になった場合、治療費や入院費など、医療にかかる費用が全額支給されます。窓口での自己負担はありません。
消防設備点検のお仕事中に脚立から落ちて足を骨折してしまった、といった場合でも、この給付で治療を受けることができます。

休業(補償)給付

ケガや病気で仕事ができなくなった場合、休業4日目から、休業1日につき、給付基礎日額の80%が支給されます。
一人親方(フリーランス)の場合、仕事ができなくなると収入が途絶えてしまうため、この給付は生活の大きな支えとなります。
例えば、転落して足を骨折し、数ヶ月間仕事ができない状態になったとしても、この給付があれば、最低限の生活費を確保できます。

障害(補償)給付

ケガや病気が治っても、身体に一定の障害が残ってしまった場合に支給されます。
障害の程度に応じて、年金または一時金として支給されます。
もし、消防設備点検の仕事中に事故に遭い、後遺症が残ってしまったとしても、この給付があれば安心です。

遺族(補償)給付

万が一、仕事中や通勤中の事故が原因で亡くなってしまった場合、遺族に対して年金または一時金が支給されます。
残されたご家族の生活を守るための大切な補償です。

葬祭料(葬祭給付)

亡くなられた方の葬儀を行った方に支給されます。
これらの補償は、あなたが安心して仕事に取り組むための、まさに「もしもの時のセーフティネット」となるものです。
消防設備点検の現場で、脚立での作業や高所作業、危険な場所での作業があるあなたにとって、これらの補償は非常に重要だと言えるでしょう。
労災入ってますか?」と聞かれても、特別加入していれば、「はい、国の労災保険に特別加入していますのでご安心ください」と自信を持って答えられますね。

もしもの時も安心!フリーランス保険組合にお任せください!

一人親方(フリーランス)であっても労災保険に特別に加入し、もしもの時の手厚い補償を受けることができます。

特に、消防設備点検のように、脚立に乗ったり危険作業があるお仕事では、この特別加入は必須と言っても過言ではありません。

労災入ってますか?」と聞かれるたびに不安を感じていたあなたも、もう悩む必要はありません。

私たちフリーランス保険組合は、一人親方(フリーランス)の皆さんが安心して仕事に取り組めるよう、労災保険の特別加入をサポートしています。

手続きは複雑に感じるかもしれませんが、ご安心ください。

専門のスタッフが、あなたの状況に合わせて丁寧にサポートさせていただきます!

  • 「自分は労災保険の特別加入の対象になるのだろうか?」
  • 「具体的にどんな手続きが必要なの?」
  • 「どれくらいの費用がかかるの?」

どんな小さな疑問でも、お気軽にご相談ください。

あなたの安全と安心のために、ぜひ労災保険の特別加入をご検討ください。

厚生労働省承認

ご注意:この記事は2025年7月3日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。
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