公開日:2025年7月31日

この記事はこんな方におすすめです
はじめに
「私はケガをしない!」そう断言できるあなた。本当に労災保険の特別加入は必要ないのでしょうか?
特に、「労災保険の特別加入って本当に使えるの?」と不安に思っている方は、ぜひ最後までお読みください。
まさかの転倒
もうすぐ大阪万博も閉幕ですね。
これからお話しするのは、そんな大阪での出来事を実話をもとにしたお話です。
ある金曜日のこと、大阪に出張に来ていた社労士さんが駅で転倒し、右足首を骨折してしまいました。
自力でタクシーを呼び、すぐに病院で診てもらったところ、「三果骨折」という重症と診断され、医師からは「このまま入院するならリハビリも含めて最低6ヶ月は入院!」と告げられました。
「6ヶ月も大阪で入院するのはムリ!」と判断し、一泊だけ入院して翌日の土曜日に帰宅。
そこから紹介状を持って休日診療している総合病院へ駆け込み、診断を受けたところ、その場で入院が決まり、即入院となりました。
さあ、ここからが大変です。
「入院か…。治療費っていくらかかるんだろう?まあ、健康保険を使えば高額療養費で上限が決まっているし…」
そう頭の中で考えていたところ、病院の事務さんから「個室にしますか?」と嬉しい声が聞こえてきました。
即座に「はい!個室でお願いします」と返答すると、「分かりました。差額ベッド代が1日につき4,510円かかります」とのこと。
「ということは、1日約5,000円として1ヶ月入院したら15万円!えー、思った以上にお金がかかるなぁ。でも、いびきがすごいから大部屋だと皆さんから苦情が出るのは分かってるし…」
結局、個室に入ることにしました。手術前にふと考えると、「労災保険に特別加入していたこと」を思い出し、病院に伝えると…。
労災は最強だった!
「労災でお願いします!」
「分かりました。すぐに5号を出してください」
そうですね、労災で初診の医療機関には5号用紙を提出する、そんなことは特別加入専門の社労士ですから分かっていますよ。
「労災を使うとなると、初診の大阪の病院に5号を提出、この病院に転院したから、この病院には6号を提出、だね」
と痛みに耐えながらも、頭の中で考えを巡らせていました。
労災保険は、治療費全額を国が負担してくれます。
自己負担で支払うのは、大阪の病院で借りた松葉杖のゴム代、入院時の歯ブラシやパジャマ、おむつ代などの実費と差額ベッド代くらいです。
そうそう、もちろん、大阪の病院で書いてもらった紹介状代もタダでした。
「あー、労災保険に特別加入しておいてよかった…」
ケガは痛かったけれど、これが健康保険の3割負担だったらと思うと、本当に良かったと胸をなでおろしました。
ちなみに、この社労士の給付基礎日額は10,000円です。
給付基礎日額は関係ない?労災保険のすごいメリット
そう、労災保険の特別加入には、以下の大きなメリットがあります。
この治療費、案外高額になります。
初診の大阪の病院では、健康保険でしたから、自己負担3割で42,000円程度を支払いました。
しかし、転院した総合病院では、治療費は0円!
本当なら、180万円ほどかかり、健康保険で支払うと自己負担が60万円にもなってしまいます。高額療養費制度があるとはいえ、自己負担の額にはびっくりしました。
その後、リハビリのために転院し、毎日リハビリに通っていますが、1日にかかるリハビリ費用は0円! 本当なら1回1,400円程度の自己負担が発生しますが、労災だから全額無料です。
さらに、健康保険ならリハビリは150日という縛りがありますが、労災は症状固定するまでリハビリを続けることができます。
フリーランスの方は、給付基礎日額で悩む前に、すぐにでも労災保険に特別加入することをおすすめします。
まとめ
この社労士は、給付基礎日額10,000円で労災保険に特別加入していました。医師が「就労不可(入院または自宅就床加療)」と認めたら、給付基礎日額の8割が休業補償として支払われます。
もし6ヶ月働けないと診断されたら、およそ140万円弱が休業補償として支払われることになります。
万が一の事態に備え、労災保険の特別加入を真剣に検討してみませんか?
ご自身の働き方やリスクを考え、最適な選択をすることが大切です。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。



