公開日:2026年1月13日

この記事はこんな方におすすめです
はじめに
こんにちは!フリーランス保険組合です。
橋梁の溶接や製造業の現場で働くフリーランスの方は、
日々、高い技術力と経験を求められる仕事に従事されています。
一方で、
「仕事中のケガや事故が起きたらどうなるのか」
「本当に今の保険で足りているのか」
といった “ご自身のリスク管理” まで十分に考える時間が取れない方も少なくありません。
今回は、
橋梁の溶接を工場で行っているフリーランス6名の方が、
契約会社担当者の提案をきっかけに国の労災保険へ加入した事例をご紹介します。
工場で働くベテラン溶接フリーランスが抱えていた不安
今回ご相談いただいたのは、
橋梁のアーク溶接を工場内で行っているフリーランスの方々(6名)です。
- 経験年数:12〜13年
- 全員が溶接実技検定や工具系特別教育などの資格を保有
- 全員フリーランス
これまで大きな事故なく働いてきたものの、
製造業という業種の特性から「個人で加入できる労災はない」と思い込み、
民間保険のみで備えていたとのことでした。
「今までは問題なかったけれど、
もし作業中に大きなケガをしたら、治療費も収入もどうなるのか…」
長く働いてきたからこそ、
将来への不安が少しずつ大きくなっていたそうです。
きっかけは契約会社の担当者による「労災の必要性」の指摘
転機となったのは、契約会社の担当者が業務内容を整理した際の一言でした。
「これだけ粉塵や振動のある作業をしているのに、
国の労災に入っていないのはリスクが高いのでは?」
担当者が改めて調べたところ、
製造業のフリーランスでも、国の労災保険に特別加入できる制度があることが分かりました。
インターネットで
「製造業 労災」
と検索し、フリーランス保険組合を見つけたのが、今回の加入のきっかけです。
制度の内容を説明したところ、
「民間保険より、仕事の実態に合っている」
と6名全員が納得し、加入を決めました。
溶接作業に潜む粉塵・振動リスクと労災加入
橋梁のアーク溶接では、次のような作業が日常的に行われます。
● 粉塵作業
アーク溶接により金属粉塵が発生
→ 10年以上従事しており、粉塵作業に該当
● 振動作業
溶接後にできるスラブ膜を
エアーハンマーで削る・剥がす作業
→振動工具の使用に該当
これらの作業内容から、
労災加入後は 健康診断の対象になること をご案内しました。
加入手続き中は、一時的に仮の労災番号となります。
仮の労災番号の間に現場でケガ等された場合、承認がおりてからの労災申請となります。
「健康診断が必要ということは、それだけリスクのある仕事なんですね」
と、前向きに受け止めていただいています。
フリーランスでも労災は使える?よくある質問
Q1:他社と契約している仕事でも労災は適用されますか?
A:はい、適用されます。
フリーランスは特定の会社に雇用されていないため、
他社との請負・委託契約の仕事中でも、業務中であれば労災の対象となります。
Q2:建設業の「人工(にんく)だし」はどうなりますか?
A:「人工だし」とは、
人を現場にアサインする働き方を指します。
このような形態でも、フリーランスとして労災保険に加入することは可能です。
ただし、
- 建設業としての労災なのか
- フリーランス個人としての労災なのか
は現場ごとに異なるため、事前確認が重要 となります。
まとめ
「工場作業だから労災は関係ない」
「製造業のフリーランスは対象外」
今回の事例は、こうした思い込みが
契約会社担当者の気づきによって解消されたケースです。
溶接・粉塵・振動作業は、事故だけでなく 長期的な健康リスク も伴います。
国の労災保険に特別加入することで、
治療費や休業中の補償を公的制度でカバーでき、
安心して仕事を続けることができます。
フリーランスの安心と事業継続を支えるために、製造業・工場作業・溶接業のフリーランスの方も、
国の労災保険に加入できる可能性があります。
「自分の仕事は対象になるのか?」
そんな疑問があれば、ぜひ一度ご相談ください。
フリーランス保険組合が、あなたの働き方に合った備えをサポートします。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。


