公開日:2026年3月9日
ID:20034

この記事はこんな方におすすめです
はじめに
「建設業の労災」では、剪定や草刈り中の事故が補償されないリスクがあります。元請として、下請けのフリーランスが作業内容に合致した保険に加入しているか確認することは、現場の安全管理上不可欠です。万が一に備え、業務範囲に応じた正しい加入を促しましょう。
【事例】「建設業の保険」に入っていたのに補償対象外!?
今回お話を伺ったのは、剪定・草刈り業で10年のキャリアを持つプロフェッショナルの方です。
活動内容: 庭園、空き地、管理地の整備(屋外作業)
使用機材: 刈払機、剪定鋏、高所作業車など
この方は長年、建設業向けの労災保険に加入し、現場に入っていました。しかしある時、衝撃の事実を知ることになります。
「剪定・草刈り作業中のケガは、建設業の労災では補償の対象外になる可能性がある」
これまで欠かさず保険料を払ってきたベテラン職人さんにとって、これは大きな驚きでした。
「いざという時に自分も、そして元請さんにも迷惑をかけてしまう」と、すぐに見直しを決意されたそうです。
【重要】元請さんが確認すべき「労災区分」の境界線
意外と知られていないのが、「建設工事」と「剪定・草刈り」の区別です。
フリーランス労災保険(特定作業従事者)
主に剪定、草刈り、除草作業などが対象。
建設業の労災保険
工作物の建設、改造、修理などの「建設工事」が対象。
ここが落とし穴!
もし、一人親方さんが「剪定作業」中にケガをした際、加入しているのが「建設業の労災」だけだった場合、「工事ではない」と判断され、保険が下りないリスクがあります。
元請さんへのアドバイス
剪定と建設工事(外構工事など)の両方を依頼している場合、職人さんには「両方の労災保険」への加入を推奨してください。片方だけでは、現場の安全網として不十分です。
職人さんの声:正しい保険が「現場の安心」に直結する
今回、適切な保険への切り替えを行った職人さんはこう語ります。
「自分の仕事内容を正しく理解し、カバーしてくれる保険をご案内いただいてホッとしました。これで万が一の際も、元請さんに余計な負担をかけずに済みます。今まで以上に安心して現場に集中できますね。」
安全管理の第一歩は「正しい保険」の確認から
現場での事故は、元請・下請双方にとって避けたい事態です。しかし、起きてしまった時に「保険が使えない」という事態は、さらなる混乱を招きます。
貴社の現場に入る職人さんが、「その日の作業内容」に合致した労災に加入しているか、今一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。



