公開日:2025年12月9日

この記事はこんな方におすすめです
はじめに
こんにちは!フリーランス保険組合です。
「労災保険」と聞くと、会社員の方が加入するもの、建設業の人が入るもの、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私たちフリーランス保険組合は、毎日フリーランスの方から、労災保険加入のご相談を受けています。開業したばかりで、保険についてどうすれば良いか分からないという方や、仕事の内容が労災保険の対象になるか分からず、不安を抱えている方も少なくありません。
特に、メンテナンスや保守点検業をされている方からは、**「私たちの仕事でも労災保険に入れますか?」**というご質問を多くいただきます。
この記事では、メンテナンスや保守点検業をされているフリーランスの方に向けて、労災保険の必要性や、当組合でどんな方が加入できるのかを分かりやすくご説明していきますね。
毎日フリーランスの方から、労災保険加入のご相談を受けています
フリーランスとして働くのは、自分のペースで仕事ができたり、好きなことを仕事にできたりと、とても魅力的ですよね。フリーランスの場合は、会社員時代には当たり前だった「もしもの備え」がないことに、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
特に、仕事中のケガや事故は、いつ、どこで起こるか予測できません。
・脚立から落ちて骨折してしまったら?
・機械の点検中に、指を挟んでしまったら?
会社員であれば、仕事中のケガは「労災保険」でしっかり守られていました。フリーランスの場合は、国の労災保険にそのまま加入することはできません。そのため、万が一のことが起きたとき、治療費の負担や休業中の収入が途絶えてしまうリスクに直面します。
そうした不安を解消するため、私たちフリーランス保険組合には、毎日フリーランスの方から、労災保険加入のご相談を受けています。
例えば、メンテナンスや保守点検の仕事をされている方から、このようなご相談をよくいただきます。
「建物の点検中に転倒してケガをしたら、補償はありますか?」
「新しい案件で、取引先から労災保険に入るように言われたのですが…」
私たちは、こうしたお悩みを持つフリーランスの方々の不安を解消するため、一人ひとりの状況に合わせて、最適なご案内をしています。
フリーランスで働くことに不安を抱えている皆さん、どうぞご安心くださいね。
メンテナンス、保守点検業は、建設業ではありません
「メンテナンスや保守点検の仕事をしているけど、建設業ではないから労災保険には入れないんでしょうか?」
このようなご質問をよくいただきます。
結論からお伝えすると、メンテナンス、保守点検業は、建設業ではありません。
労災保険には、一人親方として働く建設業の方を対象にした「一人親方労災保険」という制度があります。しかし、この保険はあくまで「建設業」に特化しており、メンテナンスや保守点検の仕事は対象外とされています。
このことを知らずに、一人親方労災保険に加入してしまうと、いざというときに補償が受けられない可能性があります。
労災特別加入の対象となる「メンテナンス・保守点検」の事例20選
メンテナンスや保守点検業は、多岐にわたりますが、共通して「現場での作業」や「危険な作業」が伴うため、国の労災保険への特別加入が非常に重要です。
➀建物・設備系のメンテナンス業(10事例)
建物やインフラの維持管理に関する業務で、ご相談が最も多い分野です。
・ビルやマンションの保守点検:巡回による設備(電気・水道など)の動作確認や、軽微な修理・調整。
・エレベーターのメンテナンス:定期的な点検、給油、部品交換、故障時の修理対応。
・空調設備(エアコン)のクリーニング・修理:業務用・家庭用エアコンの分解清掃、ガスチャージ、故障診断と修理。
・給排水設備(水道)の修理・点検:水漏れや詰まりの修理、ポンプ交換、貯水槽の点検・清掃(足場を伴わないもの)。
・ボイラー、給湯設備の点検・修理:業務用ボイラーの定期点検、不具合箇所の修理。
・太陽光パネルの点検:屋根上や地上設置の太陽光パネルの目視点検、発電量の測定、異常箇所の軽微な修理。
・消防設備の点検:消火器、火災報知機、スプリンクラーなどの作動点検。
・換気設備のメンテナンス:換気扇やダクトの清掃、モーターの修理・交換。
・照明設備の保守管理:蛍光灯やLED照明の交換、配線の軽微な修理。
・防犯カメラ・警備システムの保守:機器の点検、システム設定の調整、故障時の修理。
②機械・工場系のメンテナンス業(6事例)
工場や製造現場で使われる専門的な機械に関する業務です。
・工場内機械設備の修理・点検:製造ラインの機械、工作機械などの故障診断、オーバーホール(分解修理)。
・産業用ロボットのメンテナンス:プログラミング調整、アームなどの可動部の点検・修理。
・建設機械の修理・保守:重機(ショベルカーなど)のオイル交換、エンジン点検、故障修理(運転はしない業務)。
・医療機器の点検・修理:病院で使用されるMRIやCTスキャンなどの高度な医療機器の保守点検。
・厨房機器のメンテナンス:飲食店などの業務用冷蔵庫、オーブン、食洗器などの修理・点検。
・造船・船舶機械のメンテナンス:船体、機関、電気設備などの点検、修理(造船事業と区別される維持管理業務)。
➂車両・その他(4事例)
・自動車の整備・点検:自動車修理工場などで、個人事業主として車両の点検や整備を請け負う場合。
・自転車の修理:出張修理や店舗での修理を個人で請け負う場合。
・清掃業(専門的なもの):足場を伴わない高所窓ガラス清掃、特殊な床清掃、ハウスクリーニングなど。
・機械器具の賃貸に伴う維持管理:レンタルした機械が安全に使えるよう、点検や維持管理の業務を行う場合。
このようなお仕事は、すべて「メンテナンスや保守点検」に分類されます。そのため、建設業向けの労災保険では補償の対象にならないことがほとんどです。
ご自身の仕事内容を正しく理解し、適切な労災保険を選ぶことがとても大切になります。
フリーランス保険組合は、一人親方労災保険とは異なり、国の労災保険に「特別加入」という形で加入できる団体です。
メンテナンス、保守点検業で良くある労災事故
メンテナンスや保守点検業は、様々な現場で作業を行うため、予期せぬ事故が起こる可能性があります。
ここでは、特に注意が必要な労災事故の例を3つご紹介します。
・転落・転倒事故
ビルの屋上や足場での作業中、バランスを崩して転落したり、雨や油で滑りやすい床で転倒したりする事故です。骨折や頭を打つなどの大ケガにつながることがあります。
・感電事故
電気設備の点検や修理中に、誤って感電する事故です。重度のやけどを負ったり、心臓が止まってしまったりと、命に関わる危険な事故です。
・機械への巻き込み・はさまれ事故
機械の点検中に、誤って動いてしまった機械に指や腕を巻き込まれたり、はさまれたりする事故です。指を切断したり、大ケガを負ったりすることもあります。
これらの事故は、いつ、どこで起こるか分かりません。万が一のことが起きたとき、治療費や休業中の収入を心配することなく、安心して治療に専念するためにも、労災保険は必要不可欠なものです。
まとめ
フリーランスとして働くことは、誰にも縛られない自由な働き方です。しかし、その自由には、自分自身でリスクに備えるという責任も伴います。特に、仕事中のケガや事故は、あなたの活動を止めてしまう大きなリスクになりかねません。
メンテナンスや保守点検業をされている方も、安心して仕事に打ち込めるよう、労災保険への特別加入をぜひご検討ください。
当組合は、国の労災保険への特別加入をサポートする団体として、毎日フリーランスの方から、労災保険加入のご相談を受けています。開業したばかりの方も、ベテランの方も、どうぞご安心ください。
「労災保険に加入したいけど、自分の仕事が対象になるか不安…」
そんなお悩みは、私たちフリーランス保険組合にお任せください。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。




