【12か月分の料金を比較】フリーランス労災保険の費用はいくら?

この記事はこんな方におすすめです

  • フリーランス労災保険の年間費用を知りたい方
  • 特別加入団体によって料金が異なる理由を知りたい方
  • 料金と加入後の使いやすさを比較したい方
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はじめに

フリーランスとして働くなかで、仕事中や通勤中のけがに備えたいと考えたとき、
利用できる制度の一つが、国の労災保険への特別加入制度です。

加入を検討する際、気になるのが費用ではないでしょうか。

「フリーランスの労災保険は年間いくらかかる?」
「団体によって料金が違うのはなぜ?」
「安い団体を選んでも補償内容は変わらない?」

この記事では、フリーランス向け労災保険特別加入のうち、
12か月一括プランの費用相場を紹介します。

結論からいうと、今回確認した範囲では、
給付基礎日額3,500円の場合は年間1万円台、10,000円の場合は年間2万円前後が、おおよその中心価格帯です。

フリーランスの労災保険とは?

労災保険は、仕事中や通勤中のけが、病気、障害、死亡などに対して、
所定の保険給付を行う国の制度です。

本来は雇用されている労働者を対象とする制度ですが、
一定の要件を満たすフリーランスや個人事業主は、労災保険へ特別加入できます。

2024年11月からは、企業等から業務委託を受ける特定受託事業者などを対象に、
「特定フリーランス事業」の特別加入制度が始まりました。

ただし、企業等から業務委託を受けていることや、従業員を使用していないことなどの要件があります。
また、仕事の内容によっては、ITフリーランスや建設業の一人親方など、別の特別加入区分が適用されます。

労災保険へ特別加入すると、所定の要件を満たした場合、
主に次のような保険給付を受けられます。

  • 仕事中や通勤中のけが・病気に対する療養(補償)等給付
  • 療養のため仕事を休んだ場合の休業(補償)等給付
  • 障害が残った場合の障害(補償)等給付
  • 死亡した場合の遺族(補償)等給付
  • 介護が必要になった場合の介護(補償)等給付

フリーランス本人が、国へ直接加入を申し込むことはできません。
都道府県労働局長の承認を受けた特別加入団体を通じて、加入手続きを行います。

フリーランス労災保険の年間費用はいくら?

フリーランス向け労災保険特別加入の年間費用は、
給付基礎日額と加入団体によって異なります。

2026年8月時点で確認した主な団体の、
12か月分の支払総額は次の範囲です。

  • 給付基礎日額3,500円:年間9,831円~32,433円
  • 給付基礎日額10,000円:年間16,950円~39,550円

団体によって金額に幅がありますが、今回確認した範囲では、
給付基礎日額3,500円では年間1万円台、10,000円では年間2万円前後の団体が多くなっています。

フリーランス保険組合の12か月一括プランは、
給付基礎日額3,500円で15,900円、10,000円で23,000円です。

比較した団体のなかでは、
極端に安くも高くもない中間付近の価格帯となっています。

12か月一括プランの年間費用比較

フリーランス向け労災保険の12か月一括プランを、
低価格帯・中間価格帯・高価格帯の3つに分けて比較しました。

加入先日額3,500円日額10,000円特徴
A団体9,831円16,950円費用を抑えたシンプルな料金設定
フリーランス保険組合15,900円23,000円マイページやオンライン手続きに対応
B団体32,433円39,550円専門家相談などの付帯サービスあり

※2026年8月時点の公開情報をもとに、各価格帯の一例を掲載しています。
※金額は、保険料、会費、手数料などを含む初年度の支払総額です。
※加入時期や各団体の料金改定によって、実際の支払額が異なる場合があります。

比較すると、フリーランス保険組合は、
低価格帯と高価格帯の間に位置しています。

最安値ではありませんが、極端に高額な料金設定でもなく、
料金と加入後の使いやすさのバランスを重視した中間価格帯です。

単純な年間費用の安さだけでなく、加入手続きや加入後の管理のしやすさまで含めて比較することが大切です。

フリーランス労災保険の料金はどう決まる?

フリーランスが労災保険へ特別加入する場合の費用は、
大きく次の2つで構成されます。

  • 国に納める労災保険料
  • 特別加入団体へ支払う会費や手数料

国に納める労災保険料は、
加入者が選択し、都道府県労働局長が承認する「給付基礎日額」によって決まります。

給付基礎日額とは、休業(補償)等給付や障害(補償)等給付などの金額を、
計算する基礎となる金額です。

特定フリーランス事業の第二種特別加入保険料率は3/1,000です。
この保険料率による12か月分の労災保険料は、次のとおりです。

給付基礎日額国に納める年間保険料
3,500円3,831円
10,000円10,950円

この保険料に、加入する団体の会費や事務手数料などが加わります。
そのため、同じ給付基礎日額で加入しても、団体によって実際の支払総額に差が生じます。

同じ労災保険でも団体によって料金が違う理由

国に納める労災保険料は、同じ特別加入区分と給付基礎日額であれば、
基本的に共通です。

一方、加入申込の受け付けや保険料の徴収、
労働局・労働基準監督署への加入手続きを行うのは、各特別加入団体です。

団体によって、次のような費用が設定されている場合があります。

  • 入会金
  • 年会費
  • 組合費
  • 事務手数料
  • 更新手数料
  • 労災事故発生時の書類作成・請求支援費用
  • 会員向けサービスの利用料

料金が安い団体は、加入手続きに必要な機能へ、
サービスを絞っている場合があります。

一方、料金が高い団体では、専門家への相談や、
労災保険以外の付帯サービスが含まれている場合があります。

表示されている保険料だけでなく、会費や手数料を含めた年間支払総額を確認しましょう。

安い団体と高い団体で補償内容は変わる?

同じ特別加入区分と給付基礎日額で加入する場合、
国の労災保険による基本的な給付内容は、加入団体によって変わるものではありません。

たとえば、仕事中のけがが業務災害と認められた場合、
所定の治療は療養(補償)等給付の対象となります。

ただし、業務災害・通勤災害に該当するか、
保険給付の支給要件を満たすかは、事故時の具体的な状況に基づいて判断されます。

給付基礎日額によって差が出るのは、主に休業(補償)等給付、
障害(補償)等給付、遺族(補償)等給付などの金額です。

団体による違いが出やすいのは、労災保険そのものの給付内容ではなく、
次のようなサービスや手続きの部分です。

  • 申込手続きのわかりやすさ
  • 加入までにかかる時間
  • 加入内容の確認方法
  • 加入証などの書類の管理方法
  • 登録情報の変更方法
  • 労災事故が起きたときの相談対応
  • 労災保険給付の請求に関する書類作成支援
  • 追加手数料の有無

最も安い団体が、すべてのフリーランスにとって、
最も使いやすいとは限りません。

年間費用とサービス内容のバランスを見て、
自分に合った団体を選ぶことが重要です。

フリーランス保険組合の12か月一括プラン

フリーランス保険組合の12か月一括プランは、
次の料金です。

給付基礎日額12か月一括の支払総額
3,500円15,900円
10,000円23,000円

表示金額には、国に納める労災保険料と、
団体の運営費が含まれています。

別途、入会金、事務手数料、更新料はかかりません。

フリーランス保険組合は、比較した団体のなかで、
最安値ではありません。

一方で、価格帯は全体のおおむね中間に位置しており、
極端に高額な料金設定でもありません。

料金だけを抑えるのではなく、オンラインでの加入手続きや、
加入後の管理のしやすさも含めたサービスを提供しています。

マイページで加入後の管理がしやすい

労災保険は、加入して終わりではありません。

加入内容を確認したいときや、取引先から労災保険の加入状況について、
確認を求められたときなど、加入後に情報が必要になることがあります。

フリーランス保険組合では、
加入者専用のマイページを用意しています。

加入後に必要な情報へオンラインでアクセスできるため、
その都度問い合わせたり、郵送された書類を探したりする負担を減らせます。

フリーランス保険組合の料金には、
こうした加入後の管理環境やオンライン手続きの運営費も含まれています。

単純な保険料の安さだけでなく、
加入後も管理しやすいことを重視したい方に適しています。

フリーランス保険組合が向いている人

フリーランス保険組合の12か月一括プランは、
次のような方に向いています。

  • 年間を通してフリーランスとして仕事をする方
  • 最安値だけでなく、サービスとのバランスを重視したい方
  • 支払総額が明確な団体を選びたい方
  • 入会金や追加手数料の有無を気にせず申し込みたい方
  • オンラインで加入手続きを進めたい方
  • マイページで加入内容を管理したい方
  • 加入後も必要な情報へアクセスしやすい環境を求める方

一方で、加入後の管理機能やサービスは必要なく、
できる限り年間費用だけを抑えたい場合は、低価格帯の団体も比較対象になります。

料金と使いやすさのどちらを重視するかによって、
適した団体は異なります。

12か月一括プランを選ぶときのポイント

会費を含む年間支払総額を確認する

国に納める労災保険料だけではなく、入会金、年会費、組合費、
事務手数料を含めた総額で比較しましょう。

初年度と2年目以降で金額が異なる団体もあるため、
更新後の費用も確認しておくと安心です。

加入後に追加費用がかからないか確認する

登録情報の変更、加入証の発行、更新、労災事故時の手続き支援などで、
追加費用が発生する場合があります。

年間費用に何が含まれているかを、
加入前に確認しましょう。

加入内容を確認しやすいか

取引先や仕事の発注者から、
労災保険の加入状況を確認されることがあります。

必要な情報や書類をマイページなどから確認できるかも、
比較しておきたいポイントです。

労災事故が起きたときの相談体制を確認する

労災事故が発生した場合は、事故の状況に応じて、
所定の請求書類を労働基準監督署などへ提出する必要があります。

事故時の連絡方法や書類作成支援の範囲、
追加費用の有無を確認しておきましょう。

フリーランス労災保険のよくある質問

フリーランスの労災保険は年間いくらですか?

今回確認した範囲では、給付基礎日額3,500円の場合は年間1万円台、
10,000円の場合は年間2万円前後が中心価格帯です。

団体によって、会費や手数料を含め、
年間1万円未満から4万円前後まで差があります。

12か月一括払いのメリットは何ですか?

12か月分をまとめて支払うため、
毎月の支払いを管理する必要がありません。

月払いと比べて割引が設定されている団体では、
年間の支払総額を抑えられる場合があります。

最も安い団体を選べばよいですか?

料金だけでなく、加入後の管理方法、事故時のサポート、
追加手数料などを含めて比較することをおすすめします。

最安値の団体が、必ずしも自分の働き方に、
最も適しているとは限りません。

給付基礎日額はどのように選びますか?

給付基礎日額は、休業(補償)等給付や、
障害(補償)等給付などの計算基礎になります。

所得水準に見合った適正な金額を、所定の段階から選択します。
希望した金額で必ず加入できるとは限らず、最終的には都道府県労働局長の承認が必要です。

フリーランス保険組合の年間費用はいくらですか?

12か月一括プランの場合、給付基礎日額3,500円で15,900円、
10,000円で23,000円です。

表示金額以外の入会金、事務手数料、更新料はかかりません。

まとめ

今回確認した範囲では、フリーランスの労災保険にかかる12か月分の費用は、
給付基礎日額3,500円で年間1万円台、10,000円で年間2万円前後が中心です。

フリーランス保険組合の12か月一括プランは、
日額3,500円で15,900円、日額10,000円で23,000円です。

比較した団体のなかでは、
おおむね中間の価格帯に位置しています。

最安値ではありませんが、入会金や追加の事務手数料がなく、
マイページを利用して加入後の情報を管理できる点が特徴です。

金額だけではなく、料金に含まれるサービス、加入後の管理方法、事故時のサポートまで確認しましょう。

※本記事は2026年8月時点の公開情報をもとに作成しています。
料金や加入条件は変更されることがあるため、お申し込み前に各団体の最新情報をご確認ください。

公的な参考資料

  • 厚生労働省「フリーランスの皆さまも、特別加入により労災保険の補償を受けられます!」
    https://www.mhlw.go.jp/content/001250166.pdf
  • 厚生労働省「フリーランスの皆さまへ 令和6年11月から労災保険に特別加入できるようになりました」
    https://www.mhlw.go.jp/content/001262830.pdf
  • 厚生労働省「特別加入制度のしおり(一人親方その他の自営業者用)」
    https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/040324-6.html
  • 厚生労働省「労災保険への特別加入」
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/rousai/kanyu.html

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ご注意:この記事は2026年8月17日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。
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