公開日:2026年5月11日
ID:26001

この記事はこんな方におすすめです
はじめに
山での伐採作業から、街なかの個人宅での剪定まで、幅広く活躍されている方も多いですよね。そんな時、ふと「今の労災保険で、どっちの仕事の怪我も守られるのかな?」と不安になったことはありませんか?
実は、一つの労災保険だけではカバーしきれないケースがあるんです。
「複数加入」と聞くと少し驚かれるかもしれませんが、実はそれが、どんな現場でも安心して働くための「一番の近道」だったりします。
今回は、その仕組みについて解説します。
林業と町中の剪定、どちらのフリーランス労災保険に入るべき?
山林での伐採作業(林業)と、住宅街での庭木の剪定。どちらも木を扱うお仕事ですが、実は労災保険の「特別加入」の枠組みでは扱いが異なる場合があります。
一般的に、山林での本格的な伐採などは「林業」の特別加入に該当します。一方で、個人宅の庭木の手入れや町中の造園作業などは、2024年11月から始まった「特定フリーランス」の枠組みでの加入となるケースが多いのです。
林業:主に「山林」で行う、木材生産や山を守るための仕事が対象です。
特定フリーランス:主に「住宅地や公園」など、人の生活圏内で行う、環境を整える仕事が対象です。
「木に関わる仕事だから林業の労災だけでいいよね」と思われがちですが、実はその判断が、いざという時の明暗を分けるポイントになります。
一部の仕事内容でしか労災に入っていないリスクとは
ここで注意したいのが、「林業の労災保険にしか入っていない状態で、町中の剪定作業中に怪我をした場合」です。
労災保険の特別加入は、あくまで「その業務に関する事を行っているとき」の災害を補償するものです。林業として加入している場合、その補償範囲は「林業の業務」に限られます。そのため、林業以外の業務(庭師としての作業など)で怪我をしても、労災認定が受けられないリスクがあるのです。
「とりあえず労災に入っているから安心」と思っていても、実際には「その仕事に対する保険」に入っていなければ、無保険と同じ状態になってしまう可能性があるため、注意が必要です。
複数加入は「プロの備え」!全ての現場を補償対象にするための考え方
「複数の労災保険に入るなんて、手続きも大変そうだし、そもそもいいの?」と感じるかもしれません。ですが、異なる種類の業務を掛け持ちしているフリーランスの方にとって、それぞれの区分で加入(複数加入)することは、国からも認められている「正しい備え」です。
むしろ、どんな現場で、どんな作業をしていても「100%守られる状態」を作っておくことは、自分自身や家族に対するプロとしての責任とも言えます。
最近では、特定フリーランスの労災保険が登場したことで、これまでカバーしきれなかった業務も守れるようになりました。これらを賢く組み合わせることで、本当の意味での安心に繋がります。
まとめ
「自分の仕事はどっちの区分?」「両方入る必要があるの?」と、一人で悩んでしまうのは無理もありません。
労災保険の仕組みは少し複雑ですし、大切なお体のことですから、間違った解釈で未加入状態になるのは避けたいですよね。
少しでも不安に思われたら、一人で悩まずに、ぜひ一度フリーランス保険組合にお任せください。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。



