いくら払って、いくら貰える? フリーランス労災保険の給付基礎日額

この記事はこんな方におすすめです

  • 「給付基礎日額」という言葉を初めて知った人
  • 申請画面で給付基礎日額を「いくらにすればいいの?」と止まっている人
  • 難しい説明抜きで、給付基礎日額の仕組みを知りたい人

はじめに

フリーランスの皆様、お忙しい中お仕事中のケガや病気に備える「労災保険」の手続き、お疲れ様です。

申請を進めると必ず出てくるのが「給付基礎日額(きゅうふきそにちがく)」という言葉。「初めて知った」「漢字ばかりで難しそう…」と不安になりますよね。

でも大丈夫です!一言でいうと、これは「ケガや病気で休む時に、国から1日いくらもらいたいか」を決める数字のこと。
この記事を読めば、専門知識がなくても自分にぴったりの金額がパッと選べるようになりますよ。

給付基礎日額とは?休んだ時の「お給料の代わり」を決める数字

給付基礎日額とは、万が一ケガや病気をして働けなくなった時に、「国から支払われる補償の計算のベース」になる金額です。

会社員は給料で自動的に決まりますが、フリーランスは、国が決めた3,500円から25,000円までの16段階のランクの中から、自分でひとつを選んで申請します。

「自分は1日あたりこれくらいの稼ぎがあるから、もしもの時はこの金額を基準に生活を保障してください」と国に予約しておく、いわば「自分で決めるみなし日給」のようなイメージですね。

金額で何が変わる?「払うお金」と「もらえるお金」

選んだ金額によって、あなたの「お財布」に関わる2つの数字が決まります。

毎月払う「保険料」:日額を高く設定するほど、払う保険料も少しずつ高くなります。

休んだ時にもらえる「給付金」:仕事ができない時、4日目から「日額の8割」がもらえます。
(例:日額10,000円の人なら、1日につき8,000円)

治療費は全員「無料」!日額で変わるのは「休んだ時のお金」

ここで、一番大切なポイントをお伝えします。 病院でかかる「治療費(診察代や薬代)」は、給付基礎日額にどの金額を選んでいても、全員「無料(自己負担なし)」です!

一番低い3,500円を選んでも、一番高い25,000円を選んでも、治療が無料で受けられる点は全く変わりません。

給付基礎日額によって変わるのは、あくまで「仕事ができなくて休んでいる期間にもらえる生活費(休業補償)」の金額です。治療そのものは誰でも無料で受けられるので、安心してくださいね。

いくらにすればいい?「今の自分の稼ぎ」で選ぼう

「治療費が無料なら、一番安い金額でいいの?」と思うかもしれませんが、選び方の基本は「今の自分の稼ぎ(所得)」に近いものを選ぶことです。

なぜなら、低い金額にしすぎると、入院中などに受け取れる「お給料の代わり」が少なすぎて、家賃や生活費が払えなくなるリスクがあるからです。

一番簡単な計算目安はこちら!

「去年の年収(経費を引いた残り) ÷ 365日」

例えば、1年間の利益が365万円くらいの人なら、日額10,000円を選ぶのが自然です。今の生活レベルを維持するために必要な金額を基準に考えましょう。

※給付基礎日額16,000円以上は所得確認のため、所得証明書等のご提出が必要になります。

一度決めたら簡単に変えられないので注意!

「とりあえず安く始めて、後で上げよう」と思っても、実は年度の途中で金額を変えることはできません。

金額を変更できるチャンスは、年に一度の「更新時期」だけです。
一度決めた金額とは1年間付き合うことになるので、申請する時に「もし大ケガをして数ヶ月働けなくなった時、この金額で生活できるかな?」と想像して選ぶのがコツですよ。

まとめ

給付基礎日額は、誰かに決めてもらうものではなく、あなた自身の収入に合わせて、あなた自身で決めるものです。
どの金額を選んでも「治療費が無料」なのは変わりません。それを踏まえた上で、もしもの時の「生活費」としていくら必要かを考えて金額を選んでくださいね。

詳しい手続きの流れや制度について確認したい方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
フリーランスの労災保険に関することは、フリーランス保険組合にお任せください。

ご注意:この記事は2026年4月13日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。
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