「自分は大丈夫」が一番怖い 除草作業とフリーランス労災

この記事はこんな方におすすめです

  • 除草・草刈りなどを業務委託で請け負っている方
  • 屋外作業を行うフリーランスの方
  • 「慣れた仕事だから大丈夫」と思っている方
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はじめに

「自分は大丈夫」

仕事に慣れてくるほど、そう思ってしまうことがあります。

しかし、昨日まで事故がなかったことと、今日も事故が起きないことは別です。

2026年8月20日、東武日光線・新鹿沼駅で、除草作業をしていた男性作業員4人が、
駅に進入してきた特急「スペーシアX」にはねられ、亡くなる事故が起きました。

事故原因については、現在も捜査・調査が続いています。

このニュースをきっかけに、「もし、自分の仕事だったら?」と考えてみませんか。

「いつもの仕事」にも事故は起こる

今回の事故は線路付近での作業でした。

「自分はそんな場所で仕事をしないから関係ない」

そう思う方もいるかもしれません。

しかし、除草や草刈りにも身近な危険があります。

  • 刈払機によるケガ
  • 小石などの飛散
  • 斜面や段差での転倒
  • 車や歩行者との接触
  • 夏場の熱中症

新鹿沼駅の事故では、作業員7人に加えて3人の見張りが配置され、
列車が接近した際には作業員を退避させる手順が定められていたと報じられています。
それでも重大な事故が起きました。

事故原因を推測することはできませんが、私たち自身の仕事について考えるきっかけにはできます。

「いつもやっているから」「今まで大丈夫だったから」で終わらせず、
今日も本当に大丈夫か確認する。

作業前に、次のことを確認してみましょう。

確認することチェックするポイント
作業場所足元や周囲に危険はないか?
人・車作業範囲に入ってくる可能性はないか?
道具刈払機などに異常はないか?
天候・体調無理をしていないか?

「これくらいなら大丈夫」と無理をしない

仕事に慣れてくると、危険があっても「これくらいなら大丈夫」と判断してしまうことがあります。

「あと少しだから終わらせよう」

「いつもの場所だから大丈夫」

「今日は暑いけど、これくらいなら」

草刈りや除草の現場で、そんなふうに考えたことはないでしょうか。

そんなときこそ、「慣れているから大丈夫」で作業を続けないことが大切です。

少し天候が悪い。
体調が万全ではない。
人や車との距離を十分に取れない。
そんな状況なら、「今日はやらない」「この条件では引き受けない」という判断も必要になります。

「できる仕事」と「安全にできる仕事」は同じではありません。

「自分は大丈夫」と思ったときこそ、本当に安全に作業できるのかをもう一度確認する。
それも、仕事を長く続けるための大切な安全対策です。

フリーランスは「もしもの後」も考えておく

どれだけ注意していても、事故の可能性をゼロにはできません。

そこでフリーランスの方に考えてほしいのが、

「もし仕事中に自分がケガをしたら?」

ということです。

フリーランスは、一般の労働者と同じように労災保険が自動的に適用されるわけではありません。

しかし、2024年11月から制度が拡大され、企業等から業務委託を受けるフリーランスも
労災保険に特別加入できるようになりました。
加入することで、対象となる仕事中や通勤中のケガなどについて補償を受けられます。
※仕事内容によって加入する区分が異なる場合があります。

大切なのは、

「事故を防ぐこと」と「事故が起きたときに備えること」の両方を考えること

リスク考えておきたい備え
自分が仕事中にケガをする労災保険の特別加入
飛び石などで他人や物に損害を与える賠償責任への備え

たとえば、草刈り中に自分が転倒してケガをした場合と、飛び石で他人の車を傷つけた場合では、
必要となる備えが異なります。

「保険に入っているから大丈夫」ではなく、
自分の仕事にはどんなリスクがあるのかを一度整理しておくことが大切です。
そして、まだ確認したことがない方は、
「自分は仕事中のケガに備えられているか?」を一度確認してみてください。

まとめ|「自分は大丈夫」から「本当に大丈夫?」へ

今回の事故については、現在も捜査・調査が続いています。

だからこそ、事故の原因を決めつけるのではなく、自分の仕事を見直すきっかけにする。

「足元や周囲は大丈夫か?」

「今日の体調や天候で、本当に作業していいのか?」

そして、

「もし自分が仕事中にケガをしたら?」

事故を防ぐことと、万一に備えること。

まずは、日々の安全確認とあわせて、
自分が労災保険に加入しているか、仕事内容に合った備えができているかを確認してみましょう。

「自分は大丈夫」ではなく、「本当に大丈夫?」

今日も無事に仕事を終えて、明日も仕事を続けるために、一度、自分の仕事と備えを見直してみませんか。

ご注意:この記事は2026年8月26日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。