「建設業と造船業、どっちの保険に入る?」 失敗しないための選び方

「建設業と造船業、どっちの保険に入る?」 失敗しないための選び方

この記事はこんな方におすすめです

  • 建設業と造船工事を掛け持ちしている一人親方様
  • 建設業の一人親方労災保険に特別加入している造船業の一人親方様
  • 一人親方様と契約している造船会社の担当者様

はじめに

建設業の溶接もするし、造船業の溶接もする

そんな風に複数の業種で活躍されている、いわゆる「二刀流の一人親方」さん。

まさに大谷選手のように、多岐にわたる活躍は素晴らしいことです。しかし、労災保険の特別加入については、少し注意が必要です。

建設業の労災保険に入っていれば、造船の仕事も大丈夫だよね?
造船の仕事が多いから、造船の労災保険だけでいいかな?

このような疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、二刀流の一人親方さんが知っておくべき労災保険の知識と、賢い加入方法について解説します。

悩んだら「入らない」という選択肢もアリ?

  1. 建設業の一人親方労災保険だけに特別加入するのがいいのか?
  2. 造船工事の一人親方労災保険だけに特別加入するのがいいのか?
  3. 建設業と造船工事の両方の一人親方労災保険に特別加入するのがいいのか?
  4. 両方とも特別加入しないのがいいのか?

どの選択にするか悩みますね。
悩んだら、入らないのも視野に入れましょう。

新しい服を買うかどうか、悩んだ経験はありませんか?

「本当に必要かな?」「今じゃなくてもいいか…」

そんなとき、「買わない」という選択肢を選ぶこともありますよね。そして、少し時間を置いて落ち着いて考えると、後悔する買い物は減ります。

労災保険も同じです。加入すべきか悩んだときは、一度立ち止まって考えることも大切です。

「現場に入るために、どうしても急いでいる!」というケースもあります。

建設業の一人親方さまから最も多い問い合わせは、「いつ番号がわかるか?」というご質問です。

現場入場に間に合わせるため、急いでいるときは、とにかく一人親方の労災保険に特別加入しましょう。

急いでいるときこそ「給付基礎日額」にご注意を!

「支払うお金が少なくていいから」と、給付基礎日額3,500円で建設業の一人親方労災保険に特別加入してしまうと、後で大変なことになるかもしれません。

工事現場によっては、給付基礎日額10,000円以上でなければ入場できない、というルールがあるからです。急いでいるときこそ、給付基礎日額は10,000円以上で特別加入しておきましょう。

一方、造船工事では、まずフリーランス保険に特別加入しておけば問題なく現場に入場できるようです。

また「建設業の一人親方労災保険に入っているから、造船の仕事も大丈夫でしょ?」と思っている一人親方様。
残念ながら、そうはいきません。

建設業の一人親方労災保険に特別加入していても、造船工事中の労災事故には使えないのです。

造船工事現場に入る際は、必ずフリーランスの労災保険に特別加入してから、現場に入りましょう

フリーランス保険は造船工事以外でも使える!

「フリーランス保険って、造船工事中だけしか使えないの?」

いいえ、そんなことはありません。
たとえば、建設業もやるし、造船工事もやる

さらに県の依頼で、お金をもらって柔道も教えている。

こんな一人親方さまもいらっしゃいます。この場合、柔道も業務委託であれば、フリーランス保険で補償されることがあります。

また、趣味が高じて靴磨きも請け負っている。
もちろん、企業と契約している。

こんなケースも、靴磨き中のお怪我もフリーランス保険が使えます。

「深夜に一人でコツコツ磨いてるだけだよ。ケガなんてしないでしょ!」

そう思われるかもしれませんが、小さな怪我をする可能性はゼロではありません。
そんな時でも、フリーランス保険があなたを守ってくれます

二つの保険に入ることで得られる「守り」

建設業の一人親方労災保険に特別加入し、さらにフリーランス保険にも加入することで、得られる最大のメリットは「休業補償」が手厚くなることです。

例えば、もしあなたが建設現場で脚立から落ちてしまい、1ヶ月間入院・療養することになったとしましょう。

両方の労災保険で給付基礎日額を10,000円に設定していた場合、なんと27日間の休業補償で、合計432,000円を受け取ることができます。

この場合、治療にかかる費用は建設業の労災保険から支払われます。一方で、休業中に生活を支えるための「休業補償」については、建設業の一人親方労災保険とフリーランス保険の両方から支払われることになります。

つまり、2つの保険に入ることで、万が一の事故で働けなくなったときに、経済的な不安を大きく軽減できるのです。

まとめ

フリーランス保険の労災保険率は、建設業の一人親方労災保険の約6分の1と非常にリーズナブルです。

どうせなら、両方の保険に加入して、どの現場でも安心して働ける環境を整えておきませんか?

「二刀流」で活躍される一人親方さまの安全と安心を、両方の保険が強力に守ってくれます。

ご注意:この記事は2025年8月14日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。
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