公開日:2026年6月8日
ID:14005

この記事はこんな方におすすめです
はじめに
デザイナーとして独立した伊藤さん(仮名)に仕事を依頼している、元請会社の山田さん(仮名)。
現場に入るため伊藤さんにフリーランス保険を勧めたところ、
「これに入れば高い国民健康保険は払わなくてよくなるんですか?」
と聞かれ、答えに詰まってお電話をいただきました。
フリーランス保険は仕事中のケガに備える労災であり、健康保険の代わりにはなりません。
国保の支払いは免除されませんが、万が一の事故で高額な治療費が全額カバーされるため、絶対に欠かせない命綱です。
「税金と保険料で破産する!」悲鳴を上げる仲間にどう答える?
山田さんが一番困っていたのは、「保険料の二重払いは無理だ」と仲間に拒否されてしまうことでした。
フリーランスは、売上が上がれば上がるほど翌年の国民健康保険料が跳ね上がり、上限は約100万円にも達します。
会社員時代のように会社が「半額」を負担(折半)してくれるわけではなく、全額自己負担です。
そのため、莫大な国保の納付書を見た仲間たちは
「手元にお金が残らない」
「これ以上新しい保険に入る余裕なんてない」
と困り果てています。
山田さんもその苦しさが分かるからこそ、無理に加入を勧めることができず悩んでいらっしゃいました。
健康保険と労災は「使う場面」が全く違う別の盾です
こんな時、相手を納得させるには「もし入らなかったら、本当の破産が待っている」と伝えることが大切です。
国民健康保険は、私生活の病気やケガに「3割負担」で備えるものです。
一方でフリーランス保険(労災)は、仕事中に大ケガをした際、高額になりがちな治療費を「全額」カバーしてくれます。
もし労災に入らず現場で事故を起こせば、何百万円という治療費がそのまま自己負担になり、それこそ一瞬で生活が破綻します。
「国保の代わりにはならないけど、仕事中の最悪の事態からあなたを守るための別の盾なんだよ」
と説明してあげてください。
「会社員に戻りたい…」負担の重さに悩むフリーランスの現実
他の元請け担当者の方からも、「仕事仲間が税金や保険料の負担に耐えきれず、会社員に戻りたいとこぼしている」という相談をよく受けます。
日本の社会制度上、フリーランスは会社員のように強力な公的傘に守られていません。
だからこそ、せめて仕事中のケガのリスクだけでも、国の労災保険を使ってしっかりとカバーしておく必要があるのです。
「国保との二重払いはきついけど、何かあってからでは遅いから」
と、多くの元請けさんが仲間を説得されています。
まとめ
仲間の不安を受け止めつつ、絶対に外せない備えを勧めよう
フリーランス保険組合が扱うのは労災であり、健康保険組合のような社保の代わりにはなりません。
毎月の負担が増えることへの仲間の不安は、痛いほどよくわかります。
しかし、その金銭的な苦しさに寄り添いながらも、
「だからこそ、万が一の時に一発でアウトにならないよう、この保険だけは外せない」
と背中を押してあげることが、本当の意味で仲間を守ることに繋がります。
もし「仲間になんと説明すればいいか分からない」と迷った時は、いつでも当組合にご相談ください。
私たちがしっかりサポートいたします!
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。

