公開日:2026年8月11日
ID:22012

この記事はこんな方におすすめです
私たちは日本一のフリーランス専門 労災特別加入団体を目指しています!
早い: 24時間WEB完結・カード即発行
安心: 厚生労働省認可・34年以上の実績
専門性:特別加入に精通したプロ社労士が在籍
はじめに
「現場で木も切れて、自社のWebサイト制作や集客まで任せられる最高のフリーランスを見つけた!」
人手不足の時代、そんなスーパーマンに出会えたら誰だってテンションが上がりますよね。
ですが、現場監督や発注担当者のみなさん、少しだけ立ち止まってください。
もし彼が剪定作業中に木から落ちて大怪我をしたとき、「彼が自分で入っている労災保険」は本当に使えますか?
「フリーランス労災(特別加入)に入ってるって言ってたから大丈夫でしょ」と油断していると、
事故が起きた瞬間に保険が使えず、賠償責任の矛先が元請けに向かってくるケースがあるのです。
今回は、ハイブリッド人材と安全に付き合うための「保険とリスクのリアル」をお伝えします。
【罠】Web制作の労災で「木から落ちた」ら補償される?
2024年の法改正により、フリーランス労災(特別加入)の対象は全業種に広がりました。
一見便利になったように見えますが、ここに大きな落とし穴があります。
労災保険の特別加入は、「実際に行う業務の危険度(職種区分)」に応じて
加入手続きと保険料が決まります。
そのため、IT・Web系の区分(デスクワーク用の安い保険料)で加入しているフリーランスが、
高所での剪定作業中に事故を起こした場合、労働基準監督署から「職種区分が不一致」とみなされ、
労災保険金が下りない可能性が極めて高いのです。
| 比較項目 | Web制作メインの加入 | 樹木剪定・造園メインの加入 |
| 主な作業 | 屋内・デスクワーク | 屋外・高所・刃物作業 |
| 労災の職種区分 | IT事業者・その他一般 | 建設業(一人親方)または林業等 |
| 剪定事故時の判定 | 【不支給リスク大】 業務実態と届出が不一致 | 【支給対象】 危険作業に応じた区分 |
| 元請けへの影響 | 補償が下りず、 元請けへ賠償請求が波及 | 労災から正しく補償が支払われる |
【専門的な事実関係】
労災保険の特別加入は「名前だけ入っていれば何でも補償されるオールマイティな保険」ではありません。
実態と異なる低いリスクの区分で加入していた場合、
実際の危険作業中の事故は補償対象外となるのが厳格なルールです。
【連鎖リスク】保険が下りないと、賠償請求は元請けにやってくる
「労災が下りないのは本人の確認不足だし、自業自得では?」と思うかもしれません。
しかし、現実はそう甘くありません。
大怪我を負って治療費も出ず、働けなくなったフリーランス(あるいはその家族)は、
生き残るために発注元である元請け企業の責任を追及せざるを得なくなります。
「便利だから」と軽い気持ちで発注していた仕事が、一転して数千万円クラスの損害賠償トラブルに発展する……。これが、職種区分を曖昧にしたままハイブリッド人材を使う最大の恐ろしさです。
【対策】トラブル回避!元請けが確認すべき3つのリスク管理策
優秀なハイブリッドワーカーと長く安全に仕事をしていくために、
元請けが今すぐやるべきリスク管理は以下の3点です。
- 「特別加入証明書」の『職種』を自分の目で確認する
口頭の「入ってます」はNG。「労災保険特別加入証明書」を提出してもらい、
職種欄に「建設業(一人親方)」や「林業」等の記載があるかチェックしましょう。 - 危険作業(剪定)に適合した区分での加入を徹底させる
現場作業も発注するなら、必ず高所・危険作業をカバーできる
「建設業」等の区分で特別加入している必要があります
(※両方の業務を行う場合は適切な届出が必要です)。
「剪定も頼むなら、建設の労災に入ってね」と明確に伝えましょう。 - 契約書をWeb用と現場作業用で分ける
Web制作の契約書の中にコソッと「剪定作業」を含めないこと。
高所・危険作業を伴う現場業務は、安全管理や責任範囲を定めた専用の請負契約書を
別途交わすのが鉄則です。
まとめ
「Webもできて木も切れる」フリーランスは、人手不足の時代において非常に頼もしい存在です。
しかし、保険の仕組みやリスクを曖昧にしたまま使っていると、
万が一の事故の際、フリーランス本人の命や生活だけでなく、
あなたの会社の経営まで吹き飛ぶ大打撃になりかねません。
「労災の区分、剪定の仕事に合ってる?」
この確認を一つ挟むだけで、お互いの信頼関係と安全を守ることができます。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。


