公開日:2026年10月9日
最終更新日:2026年10月9日

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はじめに
鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師の養成校で働く講師の方も、仕事中のけがが心配ですよね。労災保険の対象になるかどうかは、契約形態や仕事内容によって異なります。
加入条件や補償の注意点をわかりやすくご紹介します。
養成校の講師も労災保険に入れる?
鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師を育成する学校では、講義や実技指導など、さまざまな教育業務が行われています。
養成校で働く講師の方も、働き方によっては労災保険の対象となります。
ただし、常勤・非常勤・業務委託などの契約形態や、実際の働き方によって取り扱いが異なります。
働き方による労災保険の違い
| 働き方 | 労災保険の取り扱い |
|---|---|
| 常勤講師 | 学校に雇用されている場合は、原則として労災保険の対象 |
| 非常勤講師 | 雇用契約で働く場合は、原則として労災保険の対象 |
| 業務委託の講師 | 原則として通常の労災保険の対象外。特別加入できるかは業務内容などによる |
※業務委託契約であっても、実態として労働者と判断される場合は、通常の労災保険の対象となることがあります。
ポイント
鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師の資格を持っているからといって、すべての講師業務が「あはき業」の労災保険特別加入の対象になるわけではありません。
施術を行う仕事なのか、教育・講義を中心とする仕事なのかを確認することが大切です。
実技指導中のけがは補償される?
養成校の講師は、教室で講義をするだけでなく、学生に施術方法を教えることもあります。
実技指導では、思わぬけがにつながる可能性もあります。
例えば、こんな場面です
このようなけがも、労災保険の対象となる可能性があります。
ただし、仕事中のけがであれば、必ず補償されるわけではありません。
補償されるかどうかは加入状況によって異なります
学校に雇用されている講師の場合、業務上のけがと認められれば、通常の労災保険による補償を受けられる可能性があります。
一方、業務委託で働く講師の場合は、特別加入の対象となる業務かどうかが重要です。
教育・講義のみを行っている場合は、あはき業としての特別加入が認められるとは限りません。
また、特別加入していても、加入対象となる業務以外の活動中に発生したけがは、補償の対象外となる場合があります。
注意したいポイント
実技指導で鍼や施術器具を使用していても、それだけで施術業務に該当するとは限りません。
実際に行っている仕事の内容を確認し、補償の対象となる範囲を把握しておきましょう。
講師として働く方が確認したいこと
養成校で働く鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師の方は、労災保険への加入を考える前に、ご自身の仕事内容を整理しておくことが大切です。
特に、講師業務と施術業務を兼ねている方は注意しましょう。
加入前に確認したい3つのポイント
① 学校との契約形態
学校に雇用されているのか、業務委託として働いているのかを確認しましょう。
契約書の名称だけでなく、実際の働き方も判断材料になります。
② 実際に行っている仕事内容
講義や学生への実技指導が中心なのか、患者様への施術も行っているのかを整理しましょう。
教育業務と施術業務では、特別加入の対象となるかどうかの判断が異なる場合があります。
③ 講師以外の施術業務の有無
養成校で講師をしながら、ご自身の鍼灸院やマッサージ院で施術を行っている方もいらっしゃいます。
その場合、施術業務について特別加入の対象となる可能性がありますが、講師業務まで自動的に補償されるわけではありません。
ポイント
資格の有無だけでなく、どのような仕事をしているかが重要です。
特に業務委託で講師をしている方は、教育業務が特別加入の対象となるか、事前に労働局などへ確認しておくと安心です。
まとめ
鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師の養成校で働く講師の方も、契約形態や仕事内容によって労災保険の取り扱いが異なります。
学校に雇用されている場合は、原則として通常の労災保険の対象となります。一方、業務委託で働く場合は、特別加入の対象となる業務かどうかを確認する必要があります。
また、鍼灸師などの資格を持っていても、教育・講義だけを行う場合は、あはき業の特別加入対象になるとは限りません。
ご自身の働き方を整理し、加入できる労災保険や補償の範囲を確認しておきましょう。
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師として施術業務を行っている方で、労災保険への特別加入をご検討中の方は、フリーランス保険組合にお任せください



