公開日:2026年10月6日
最終更新日:2026年10月6日

この記事はこんな方におすすめです
私たちは日本一のフリーランス専門 労災特別加入団体を目指しています!
早い: 24時間WEB完結・カード即発行
安心: 厚生労働省認可・34年以上の実績
専門性:特別加入に精通したプロ社労士が在籍
はじめに
あはき師にとって、一番大切な仕事道具は何でしょうか。
施術ベッドでも、鍼や灸でもありません。
それは、自分自身の身体です。
腰を痛める。
手を負傷する。
事故に遭う。
それだけで、仕事を続けることが難しくなる可能性があります。
会社員であれば、仕事中や通勤中のケガなどに対して労災保険があります。
では、フリーランスのあはき師はどうでしょうか。
自分の身体を使って仕事をするからこそ、万が一に備えておくことが大切です。
この記事では、あはき業のフリーランスが労災保険を検討する理由を、
具体的な仕事の場面からわかりやすく解説します。
あはき業のフリーランスに労災保険は必要?
結論からいうと、あはき業をフリーランスで続けるなら、
仕事中や通勤中のケガなどに対する備えを考えておくことは大切です。
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師は、
2022年4月1日から労災保険の特別加入制度の対象となっています。
つまり、会社員ではないフリーランスのあはき師でも、一定の要件を満たして特別加入することで、
仕事中や通勤中のけがなどについて労災保険による補償を受けられるようになります。
ここで大切なのは、
「自分がケガをするかどうか」
だけではありません。
「もし仕事中にケガをしたら、どうするか」
という視点です。
あはき師の仕事には、施術だけでなく、訪問先への移動、施術の準備や片付け、問診、検査、カルテ管理など、
さまざまな業務があります。
そのため、仕事全体を見渡してリスクを考えることが大切です。
あはき師にはどんな仕事中のリスクがある?
あはき師の仕事は、施術をしている時間だけではありません。
特に訪問や出張で施術を行う方は、移動も仕事の一部です。
施術中のリスク
施術では、手や指、手首、肩、腰などを使います。
日々の施術による身体への負担だけでなく、施術中の思わぬ動作によってケガをする可能性もあります。
訪問先への移動中のリスク
訪問マッサージや訪問鍼灸では、患者さんの自宅や施設などへ移動します。
徒歩、自転車、バイク、車など、移動方法は人によって異なります。
移動中の転倒や交通事故など、施術そのものとは違ったリスクにも目を向ける必要があります。
準備や片付けも仕事の一部
施術が終われば仕事が終わるわけではありません。
施術道具の準備や片付け、問診や検査、カルテ管理、事務作業なども、あはき業を行ううえで必要な業務です。
フリーランス保険組合のあはき向け案内でも、
施術だけでなく、訪問や出張、問診、検査、準備、片付け、カルテ管理、事務作業などが紹介されています。
仕事中のリスクは、施術中だけとは限りません。
「自分は普段、どこで、どんな仕事をしているのか」を一度書き出してみると、
備えておきたいリスクが見えてきます。
労災保険に加入するメリットとは?
あはき師が仕事中にケガをした場合、心配なのは治療費だけではありません。
特にフリーランスの場合、自分が施術できない=仕事ができないという状況になることがあります。
たとえば、施術中に手をケガしてしまった場合。
治療が必要になるだけでなく、状態によっては予約していた施術をキャンセルし、
しばらく仕事を休まなければならないかもしれません。
そんな仕事中のケガなどに備える制度が、労災保険です。
治療が必要になったとき
仕事中や通勤中のケガなどが労災と認められた場合、
必要な治療について療養(補償)等給付を受けることができます。
労災指定医療機関などでは、原則として自己負担なく必要な治療を受けることができます。
「治療費がいくらかかるだろう」
という不安を抑えながら、治療に専念できることは大きなポイントです。
ケガで仕事を休まなければならないとき
あはき師にとって、手や腕、肩、腰などは仕事をするために欠かせません。
ケガの程度によっては、数日ではなく、しばらく施術ができなくなる可能性もあります。
仕事や通勤が原因のケガなどによって働くことができず、
賃金を受けられないなど一定の要件を満たした場合には、休業(補償)等給付の対象となることがあります。
| こんなとき | 労災保険で受けられる主な給付 |
|---|---|
| 仕事中などにケガをして治療が必要 | 療養(補償)等給付 |
| ケガなどで仕事を休むことになった | 休業(補償)等給付 |
| 障害が残った | 障害(補償)等給付 |
| 万が一、死亡した | 遺族(補償)等給付など |
※実際に給付の対象となるかは、事故やケガの状況などに基づいて個別に判断されます。
「治療費」だけではなく「働けないリスク」まで考える
フリーランスのあはき師にとって、特に考えておきたいのがここです。
自分の身体が動かなければ、施術ができない。
施術ができなければ、仕事にも影響します。
だからこそ、
「ケガをするかもしれないから入る」
というより、
「ケガをして仕事ができなくなったときにどうするか」
という視点で労災保険を考えることが大切です。
まとめ|患者さんだけでなく、自分の身体にも備えを
あはき師は、患者さんの身体の不調や痛みに向き合う仕事です。
その一方で、施術をする自分自身の身体については、
つい後回しになってしまうこともあるのではないでしょうか。
施術中のケガ。
訪問先へ向かう途中の事故。
仕事中の思わぬ転倒。
フリーランスとして働いていても、仕事中のリスクがなくなるわけではありません。
そして、あはき師にとっては「自分の身体が仕事を続けるための大切な土台」です。
| 考えておきたいこと | チェック |
|---|---|
| 仕事中にケガをしたときの治療費 | 備えはありますか? |
| ケガで施術できなくなった場合 | どうしますか? |
| 訪問・出張中の事故 | 考えていますか? |
| 長期間仕事ができない場合 | 備えはありますか? |
労災保険の特別加入は、フリーランスのあはき師にとって義務ではありません。
しかし、「義務ではない=必要ない」ではありません。
毎日患者さんの身体を守っているからこそ、自分自身の身体についても考えてみてください。
もし明日、施術できなくなったら?
この質問に少しでも不安を感じたら、それが労災保険を考えるタイミングかもしれません。
仕事中や通勤中の万が一に備え、安心してあはき師として働き続けるためにも、
自分に合った備えを検討しておきましょう。

