漁業の一人親方のケガ、どこまで補償?共済制度と国の労災保険を比較

この記事はこんな方におすすめです

  • 共済制度と国の労災保険の違いがよくわからない漁業の一人親方
  • 共済も労災保険も、同じようにケガを補償すると思っている人
  • 仕事中のケガで、どのようなお金を受け取れるのか知りたい人
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はじめに

「共済も国の労災保険も、ケガをしたときに補償してくれるものじゃないの?」

そう思っている方もいるのではないでしょうか。

どちらもケガに備える制度ですが、実は補償されるケガの範囲や、お金の受け取り方に違いがあります。

今回は、漁業の一人親方に向けて、共済制度と国の労災保険の違いを解説します。

共済制度と国の労災保険って何?

漁業者がケガなどに備える方法には、共済制度や民間の保険、国の労災保険への特別加入などがあります。

まずは、今回比較する2つの制度について確認しましょう。

共済制度とは

共済制度は、加入者がお金を出し合い、ケガや病気などが起きたときに、契約に応じたお金を受け取る仕組みです。

例えば、ケガで入院したら1日につき決められた金額を受け取れる商品などがあります。

何が保障されるのか、いくら受け取れるのかは、加入する商品によって異なります。

国の労災保険とは

国の労災保険は、仕事中のケガや病気などを補償する公的な保険制度です。

仕事中にケガをした場合、必要な治療費が原則全額補償されます。
また、ケガの治療のために働けなくなった場合には、休業中の生活を支える給付もあります。

通常は会社などに雇われて働く人が対象ですが、漁船に乗って漁を行う一人親方なども、条件を満たせば「特別加入」ができます。

共済制度と国の労災保険は何が違う?

一言でまとめると、

共済制度は、商品によっては、仕事中から休日まで幅広いケガに備えられる制度

国の労災保険は、仕事中のケガや病気に特化し、治療費や休業中の給付が充実した制度

といった特徴があります。

比較項目共済制度国の労災保険
仕事中にケガをしたら?商品によっては補償される対象となる仕事中のケガを補償
休日にケガをしたら?休日のケガも保障する商品がある仕事以外のケガは原則対象外
ケガの治療費はどうなる?受け取れる金額や条件は商品により異なる必要な治療費を原則全額補償
ケガで仕事を休んだら?受け取れる金額や日数は契約により異なる休業4日目から給付があり、条件を満たせば日数の上限なく受け取れる
体に障害が残ったら?契約に応じたお金を受け取れる障害の程度に応じて年金や一時金が支給される

ケガをしたら、補償はどう違う?|仕事中の場合

漁業の仕事中にケガをして、1か月間漁に出られなくなった場合

例えば、漁船で作業中に転倒して足を骨折し、1か月間漁に出られなくなったとします。

この場合、治療費がかかるだけでなく、仕事ができないことで収入も減ってしまいます。

共済制度の場合

ケガで入院や通院をした際に、契約で決められたお金を受け取れる場合があります。

例えば、通院1日につき決められた金額を受け取るような仕組みです。

ただし、治療費をすべてまかなえるか、仕事を休んでいる間にもお金を受け取れるかは、契約内容によって異なります。

国の労災保険の場合

仕事中のケガとして認められれば、必要な治療費は原則全額補償されます。

さらに、ケガの治療のために働けず、条件を満たした場合には、休業4日目からお金を受け取れます。

例えば、加入時に決めた1日当たりの基準額が10,000円の場合、対象となる休業1日につき8,000円相当を受け取れます。

また、休業中の給付には、あらかじめ決められた支給日数の上限がありません。

そのため、ケガの治療が長引いた場合でも、条件を満たしていれば継続して給付を受けられます。

ケガをしたら、補償はどう違う?|休日の場合

仕事のない休日にケガをした場合

共済制度には、休日など仕事以外のケガも保障する商品があります。

そのような商品であれば、契約に応じてお金を受け取れる場合があります。

一方、国の労災保険では、仕事と関係のないケガは原則として補償されません。

つまり、国の労災保険に加入していても、すべてのケガが補償されるわけではありません。

休日など、仕事以外のケガにも備えられる商品があることは、共済制度のメリットです。

共済制度と国の労災保険、どちらを選べばいい?

共済制度と国の労災保険は、どちらか一方がすべての面で優れているわけではありません。

大切なのは、自分がどのようなケガに備えたいのかを考えることです。

仕事中のケガに備えたい場合は、次の点を確認してみましょう。

  • 仕事中のケガの治療費をどこまでまかなえるか
  • 働けなくなった場合、いくら、何日分まで受け取れるか

共済制度と国の労災保険は、両方に加入することもできます。
それぞれの補償内容を比較し、自分に必要な備えを検討しましょう。

まとめ

共済制度と国の労災保険は、どちらもケガに備える制度ですが、補償されるケガの範囲や、お金の受け取り方に違いがあります。

共済制度には仕事以外のケガも保障する商品があり、国の労災保険では仕事中のケガによる治療費や、働けない期間の給付などが用意されています。

大切なのは、それぞれの特徴を知り、自分がどのようなケガに備えたいのかを考えることです。

漁業の一人親方の国の労災保険特別加入は、フリーランス保険組合へお声がけください。