公開日:2026年10月26日
最終更新日:2026年10月26日

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はじめに
自分の船で漁をしている方もいれば、家族と同じ船に乗る方、別の人の船に一人親方として乗って漁をする方もいます。
こうしたとき、
「労災は船ごとに決まるの? それとも乗っている人ごと?」
と迷う方もいるかもしれません。
漁業の一人親方が利用する労災保険の特別加入は、船そのものではなく、加入した人が仕事中のケガに備える仕組みです。
今回は、漁業の一人親方が知っておきたい、船と労災保険の関係について分かりやすく解説します。
漁業の一人親方の労災は「船」ではなく「人」が対象
漁業の一人親方が利用できる労災保険の特別加入は、漁船を対象にする制度ではありません。
仕事をする一人親方本人が特別加入し、その人が仕事中にケガをした場合などに、労災保険の給付を受ける仕組みです。
つまり、労災について考えるときは、
「どの船で漁をしているか」ではなく、「誰が特別加入しているか」
を見ることが基本になります。
家族で漁業をしている場合も、加入は一人ひとり
漁業では、夫婦や親子など、家族で一緒に仕事をしている場合があります。
このような場合でも、一人が労災保険に特別加入していれば、一緒に働く家族まで労災の対象になるわけではありません。
たとえば、夫婦で一緒に漁業をしていて、夫だけが特別加入している場合、妻まで夫の労災保険で補償されるわけではありません。
一緒に働く家族も仕事中のケガに労災保険で備える場合は、条件を満たしたうえで、家族それぞれについて特別加入の手続きが必要です。
つまり、一人親方の労災保険は、
「船単位」や「家族単位」ではなく、加入する人ごとに考える
と分かりやすいでしょう。
船そのものに備える保険と労災保険は役割が違う
漁船には、船体の損害などに備える「漁船保険」があります。
たとえば、事故によって船が損傷した場合などに備えるものです。
一方、労災保険が対象とするのは、船ではなくそこで仕事をする人です。
| 保険の種類 | 何に備える? |
|---|---|
| 船そのものにかける保険 | 船体・機関・設備などの損害 |
| 一人親方の労災保険 | 加入した人の仕事中のケガ・病気など |
このように、漁船保険は「船」への備え、労災保険は「仕事をする人」への備えと考えると分かりやすいでしょう。
漁船に保険をかけていても、それだけで一人親方本人の仕事中のケガに備えられるわけではありません。
まとめ
漁業の一人親方が特別加入する労災保険は、船そのものを対象にする制度ではありません。
仕事をする人が加入し、その人の仕事中のケガや病気などに備える制度です。
夫婦や親子など、家族で一緒に漁業をしている場合も、一人が加入していれば家族全員が自動的に労災の対象になるわけではありません。
労災について確認するときは、
「どの船で漁をしているか」ではなく、「誰が特別加入しているか」
を確認しておきましょう。
漁業の一人親方の労災保険について分からないことがあれば、フリーランス保険組合へお声がけください。

