建設業3か月・草刈り1か月で労災加入できる?【電話でのご相談】

この記事はこんな方におすすめです

  • 建設業と草刈り・造園業の両方をしている方
  • 労災保険の加入期間を仕事ごとに分けたい方
  • 2種類の労災保険の費用や申込み方法を知りたい方
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はじめに

今回は、フリーランス保険組合へ
お電話で寄せられたご相談をご紹介します。

ご相談いただいたのは、建設業に関わる仕事をしている
瀬戸さん(仮名)です。

瀬戸さんは、刈払機やチェーンソーを使って
草を刈ったり、土地を整えたりする仕事もしています。

以前は建設業の一人親方労災保険に加入していましたが、
今回は草刈り作業中のけがに備えたいと考えていました。

そこで気になったのが、
建設業と草刈りでは労災保険が違うのかということです。

さらに、建設業の仕事は今後も続く一方で、
草刈りの仕事は短い期間を想定していました。

「建設業は3か月、草刈りは1か月で加入できる?」

今回は、このご相談をもとに、
2種類の労災保険の加入期間と費用、
申込みの際に確認したいことを解説します。

草刈りと建設工事では労災保険が違う?

「草刈りの刈払機等の事故も補償されるやつですよね」

瀬戸さんが最初に確認されたのは、
刈払機を使用した作業中の事故への補償でした。

結論からいうと、
草刈りや造園業務でも、所定の要件を満たして特別加入すれば、
仕事中のけがが労災保険給付の対象になる可能性があります。

ただし、建設業の一人親方労災保険と、
特定フリーランス事業の労災保険では、
加入対象となる事業や作業が異なります。

例えば、次のような違いがあります。

仕事内容確認する加入区分
建設工事に伴う造成や準備作業建設業の一人親方労災保険
既存の庭や緑地の草刈り・維持管理特定フリーランス事業

これは一般的な区分の例です。

刈払機やチェーンソーを使っているからといって、
自動的に加入区分が決まるわけではありません。

建設工事の準備として土地を整えるのか、
完成後の敷地を維持管理するのかなど、
実際の作業内容や契約を確認する必要があります。

両方の区分に該当する仕事を行う方は、
それぞれの業務に対応した特別加入を検討しましょう。

建設業は3か月、草刈りは1か月でも加入できる?

2種類の加入を案内したところ、
瀬戸さんから次の質問がありました。

「建設業は3か月か加入、フリーランスは1か月加入とかできるんですかね」

建設業の仕事は今後も続く見込みでしたが、
フリーランスの労災保険は、まず1か月を希望されていました。

2種類の特別加入は、それぞれの加入先で取扱いを確認し、必要な期間を分けて申し込むことができます。

今回のご相談では、建設業を3か月、
フリーランスを1か月とした見積りをご案内しました。

ただし、選べる期間や申込み条件は、
加入団体や申込み時期によって異なります。

また、1か月だけ加入する場合でも、
希望する仕事の開始日と加入の有効期間が
合っているか確認することが大切です。

仕事の予定が延びる可能性がある方は、
加入期間が終了する前に、延長や再申込みの方法を
確認しておきましょう。

なお、短期間の加入を希望していても、
特別加入時健康診断が必要な業務歴がある場合などは、
別途確認が必要です。

2種類の労災保険に入ると費用はいくら?

加入期間について確認した瀬戸さんは、
続いて費用についても質問されました。

「金額は一緒なんですか?」

建設業と特定フリーランス事業では、
労災保険料率が異なります。

また、選択する給付基礎日額や加入期間によっても、
保険料が変わります。

給付基礎日額とは、労災保険の給付額などを
計算するときの基準となる金額です。

申込み時には、この金額を所定の範囲から選びます。

2種類の労災保険へ加入する場合は、それぞれの保険料や会費などを確認し、必要な費用の合計を考えましょう。

今回も、建設業3か月とフリーランス1か月について、
それぞれの見積りをご案内しました。

実際の金額は、申込み時の見積り画面で
確認することができます。

建設業の労災保険が終了していたらどうする?

申込みについてご案内する中で、
瀬戸さんが以前加入していた建設業の労災保険についても
確認しました。

確認の結果、建設業の加入期間は
すでに終了していることが分かりました。

加入期間が終了している場合は、
以前の加入証明書があっても、
現在も加入しているとは限りません。

建設業の仕事を続ける場合は、
現在の加入状況を確認し、必要に応じて
改めて申込みを行います。

加入期間が終了した後の事故について、後から申し込めば補償されるわけではありません。

仕事の開始日より前に、
加入の有効期間を確認しておきましょう。

2種類の労災保険はどうやって申込む?

費用と加入期間を確認した後、
瀬戸さんから申込みを進めたいとのご希望がありました。

当組合では、建設業とフリーランスの労災保険について、
それぞれWebからのお申込みをご案内しました。

今回のご相談では、2種類の申込みページを
ショートメールでお送りすることになりました。

それぞれの申込みでは、次の点を確認しましょう。

  1. 実際の仕事内容が加入対象に該当するか確認する。
  2. 希望する加入開始日と加入期間を確認する。
  3. 給付基礎日額を選び、見積りを確認する。
  4. 必要事項を入力し、申込みを進める。
  5. 手続き完了後、加入開始日と加入内容を確認する。

Webで申込みを送信しただけで、
必ず希望日から加入できるとは限りません。

申込み内容や必要書類、入金確認など、
加入団体の定める手続きにも注意してください。

また、建設業と草刈りの作業が重なる場合は、
どの加入区分がどの作業に対応するのか、
事前に確認しておくことが大切です。

まとめ

今回は、建設業と草刈りの仕事を行う
瀬戸さんからのご相談をご紹介しました。

瀬戸さんは、刈払機などを使用する作業中の
事故への補償を確認したうえで、
2種類の労災保険の期間と費用を相談されました。

建設業と草刈り・造園業務では、
仕事内容によって加入区分が異なる場合があります。

両方の仕事をする場合は、
それぞれの業務に対応する加入区分を確認し、
必要な期間と費用を検討しましょう。

加入期間は仕事の予定に合わせて考え、
途中で終了しないよう有効期間も確認してください。

まずは、ご自身の仕事内容と仕事の予定期間を整理して、
加入団体へ確認することをおすすめします。

公的な参考資料

厚生労働省「フリーランスの皆さまへ」

https://www.mhlw.go.jp/content/001262830.pdf

厚生労働省「特別加入制度とは何ですか」

8-1 特別加入制度とは何ですか。

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