公開日:2026年10月26日
最終更新日:2026年10月26日

この記事はこんな方におすすめです
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はじめに
今回は、フリーランス保険組合へ
お電話で寄せられたご相談をご紹介します。
ご相談いただいたのは、建設業に関わる仕事をしている
瀬戸さん(仮名)です。
瀬戸さんは、刈払機やチェーンソーを使って
草を刈ったり、土地を整えたりする仕事もしています。
以前は建設業の一人親方労災保険に加入していましたが、
今回は草刈り作業中のけがに備えたいと考えていました。
そこで気になったのが、
建設業と草刈りでは労災保険が違うのかということです。
さらに、建設業の仕事は今後も続く一方で、
草刈りの仕事は短い期間を想定していました。
「建設業は3か月、草刈りは1か月で加入できる?」
今回は、このご相談をもとに、
2種類の労災保険の加入期間と費用、
申込みの際に確認したいことを解説します。
草刈りと建設工事では労災保険が違う?
「草刈りの刈払機等の事故も補償されるやつですよね」
瀬戸さんが最初に確認されたのは、
刈払機を使用した作業中の事故への補償でした。
結論からいうと、
草刈りや造園業務でも、所定の要件を満たして特別加入すれば、
仕事中のけがが労災保険給付の対象になる可能性があります。
ただし、建設業の一人親方労災保険と、
特定フリーランス事業の労災保険では、
加入対象となる事業や作業が異なります。
例えば、次のような違いがあります。
| 仕事内容 | 確認する加入区分 |
|---|---|
| 建設工事に伴う造成や準備作業 | 建設業の一人親方労災保険 |
| 既存の庭や緑地の草刈り・維持管理 | 特定フリーランス事業 |
これは一般的な区分の例です。
刈払機やチェーンソーを使っているからといって、
自動的に加入区分が決まるわけではありません。
建設工事の準備として土地を整えるのか、
完成後の敷地を維持管理するのかなど、
実際の作業内容や契約を確認する必要があります。
両方の区分に該当する仕事を行う方は、
それぞれの業務に対応した特別加入を検討しましょう。
建設業は3か月、草刈りは1か月でも加入できる?
2種類の加入を案内したところ、
瀬戸さんから次の質問がありました。
「建設業は3か月か加入、フリーランスは1か月加入とかできるんですかね」
建設業の仕事は今後も続く見込みでしたが、
フリーランスの労災保険は、まず1か月を希望されていました。
2種類の特別加入は、それぞれの加入先で取扱いを確認し、必要な期間を分けて申し込むことができます。
今回のご相談では、建設業を3か月、
フリーランスを1か月とした見積りをご案内しました。
ただし、選べる期間や申込み条件は、
加入団体や申込み時期によって異なります。
また、1か月だけ加入する場合でも、
希望する仕事の開始日と加入の有効期間が
合っているか確認することが大切です。
仕事の予定が延びる可能性がある方は、
加入期間が終了する前に、延長や再申込みの方法を
確認しておきましょう。
なお、短期間の加入を希望していても、
特別加入時健康診断が必要な業務歴がある場合などは、
別途確認が必要です。
2種類の労災保険に入ると費用はいくら?
加入期間について確認した瀬戸さんは、
続いて費用についても質問されました。
「金額は一緒なんですか?」
建設業と特定フリーランス事業では、
労災保険料率が異なります。
また、選択する給付基礎日額や加入期間によっても、
保険料が変わります。
給付基礎日額とは、労災保険の給付額などを
計算するときの基準となる金額です。
申込み時には、この金額を所定の範囲から選びます。
2種類の労災保険へ加入する場合は、それぞれの保険料や会費などを確認し、必要な費用の合計を考えましょう。
今回も、建設業3か月とフリーランス1か月について、
それぞれの見積りをご案内しました。
実際の金額は、申込み時の見積り画面で
確認することができます。
建設業の労災保険が終了していたらどうする?
申込みについてご案内する中で、
瀬戸さんが以前加入していた建設業の労災保険についても
確認しました。
確認の結果、建設業の加入期間は
すでに終了していることが分かりました。
加入期間が終了している場合は、
以前の加入証明書があっても、
現在も加入しているとは限りません。
建設業の仕事を続ける場合は、
現在の加入状況を確認し、必要に応じて
改めて申込みを行います。
加入期間が終了した後の事故について、後から申し込めば補償されるわけではありません。
仕事の開始日より前に、
加入の有効期間を確認しておきましょう。
2種類の労災保険はどうやって申込む?
費用と加入期間を確認した後、
瀬戸さんから申込みを進めたいとのご希望がありました。
当組合では、建設業とフリーランスの労災保険について、
それぞれWebからのお申込みをご案内しました。
今回のご相談では、2種類の申込みページを
ショートメールでお送りすることになりました。
それぞれの申込みでは、次の点を確認しましょう。
- 実際の仕事内容が加入対象に該当するか確認する。
- 希望する加入開始日と加入期間を確認する。
- 給付基礎日額を選び、見積りを確認する。
- 必要事項を入力し、申込みを進める。
- 手続き完了後、加入開始日と加入内容を確認する。
Webで申込みを送信しただけで、
必ず希望日から加入できるとは限りません。
申込み内容や必要書類、入金確認など、
加入団体の定める手続きにも注意してください。
また、建設業と草刈りの作業が重なる場合は、
どの加入区分がどの作業に対応するのか、
事前に確認しておくことが大切です。
まとめ
今回は、建設業と草刈りの仕事を行う
瀬戸さんからのご相談をご紹介しました。
瀬戸さんは、刈払機などを使用する作業中の
事故への補償を確認したうえで、
2種類の労災保険の期間と費用を相談されました。
建設業と草刈り・造園業務では、
仕事内容によって加入区分が異なる場合があります。
両方の仕事をする場合は、
それぞれの業務に対応する加入区分を確認し、
必要な期間と費用を検討しましょう。
加入期間は仕事の予定に合わせて考え、
途中で終了しないよう有効期間も確認してください。
まずは、ご自身の仕事内容と仕事の予定期間を整理して、
加入団体へ確認することをおすすめします。
公的な参考資料
厚生労働省「フリーランスの皆さまへ」
https://www.mhlw.go.jp/content/001262830.pdf
厚生労働省「特別加入制度とは何ですか」
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